マクロビオティックとは何でしょうか?
心身に健康をもたらす食事として注目を集めるマクロビオティック。最近では書店の料理書にマクロビオティック専門コーナーができていることも珍しくありません。
一般的なマクロビオティックのイメージは、日本古来の伝統的な玄米菜食が欧米で評価され、マドンナをはじめとする健康に意識的なセレブリティたちの間に愛好者が多いというものでしょうか。
でも、正確にマクロビオティックを説明しようとすると、とまどうことが多いのでは?--そんなシンプルな問いを、Kushi Institute Internationalでクシ・マクロビオティック・シェフ・プレミアと認定されたお二人に投げかけてみました。
リー・グロスさん 「マクロビオティックとは何か--それは何年マクロビオティックに関わってきても、まとめるのが難しい質問です(笑)」 簡単に言えば、食べ方によって自分のライフスタイルをサポートすること。陰陽のバランスのとれた食事を通して、視野を自然や宇宙のバランスにまでひろげること。その大きな視点から自分を見つめること、ですね」
立部重文さん 「そういったマクロビオティックの精神は、自分で実際に食べてみることで体感することができます。自然の恵みに感謝すること、生命を尊重することの大切さが、おいしい食事を楽しむことによって、ごく自然にわかってきますよ」
マクロビオティックの「正食」のルールは一見難しそうですがですが、お二人とも「これを食べてはいけない、というものはありません」と、肩肘をはらない柔軟な考え方。
「何を食べてもOKですが、“共食い”の頻度を少なくしていくのが、食事のバランスをとるポイントです」
スイーツも存分に、そしてときどきは魚料理だって楽しみましょう、というリラックスした姿勢のもと、カフェには目にも楽しいヴァラエティ豊かなメニューが勢揃いしています。