店名の由来
店内に入るまではわかりませんが、もとは印刷工房だったという店内はちょっと驚くほど奥行きがあり、、デリのショーケースとカウンターを挟んで、禁煙と喫煙にしっかりスペースが分かれています。
壁の明るいライムグリーンをアクセントにした内装は、オーナーの児玉さんがデザイナーに相談しながら決めたもの。床板には、カナダの工場で壁として使われていた古材を使用しています。
じつは児玉さん、カフェ開業前はこの印刷工房に勤務していらしたのだそう。工房がクローズするにあたり、学生時代からアルバイトをして魅力を感じていた飲食の世界に転身することを決意し、cafe
634をオープン。
店名は児玉さんの学生時代のニックネーム、musashi(ムサシ)に由来するのですって。そういえば眉毛と目元のあたりが、武蔵丸に似ていらっしゃるような…。
「飲食業はお客さまの反応が直接、見えるのが魅力。お客さまが帰りがけにレジのところで『おいしかったです』と声をかけてくださるのが何より嬉しいですね」と児玉さん。
街の路地裏を快適な場所に変えてくれるのは、こんな肩肘はらない、ふだん使いのごはんカフェ。午後3時に雑誌をめくりながらひとりで遅いお昼ごはんを食べるという楽しみも、午後5時、友だちと映画を観る前に小腹を満たすという楽しみも、cafe
634が可能にしてくれます。