曽祖父のものだったお椀も並んで
兄弟3人で設計した内装のテーマのひとつは、古いものと新しいものを組み合わせること。書棚の上にはアンティークのカトラリーや、古い漆椀が飾られていました。
「このお椀は実家にあったもの。ひいおじいさんの代にあつらえた“宴会セット”です」
黒地に朱で記された「文」のしるしは、絵理さんの父親の代まで、めいめい子どもの名前に「文」の字がつけられたことから。家族が過ごしてきた歳月を伝えています。
手作りの本棚にずらりと並んだ本の数々は、デザイン関係のヴィジュアルブックはもちろんのこと、活字好きの人々も満足させる充実した読み応えのあるもの。ひとり、手ぶらでカフェを訪れても退屈することなく過ごせます