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おうちカフェ/Colabo Cafe…青山

心療内科で栄養士として活躍する女性が、日々の「おうちごはん」の大切さやあたたかさを伝えようと、青山で月に一度カフェをオープン。患者さんに限らずたくさんのお客さまを迎えています。

川口 葉子

川口 葉子

カフェ ガイド

ライター、喫茶写真家。著書に『東京カフェ散歩 観光と日常』『京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる』(祥伝社)、『街角にパンとコーヒー』『東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴』(実業之日本社)他多数。雑誌、Web等でカフェやコーヒー特集の監修、記事執筆多数。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。

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Colabo Cafe(コラボカフェ):
ひとつの空間をシェアする、というカフェのかたち

青山「こどもの城」のすぐ近く、246に面したビルの地階に「Colabo Cafe」というレンタルスペースがあります。ここでは場所を借りて1日だけの珈琲店を開いたり、お料理のイベントをおこなったりすることが可能。多数の人々が自分のアイディアを形にしてきました。

Colabo Cafeを利用して、2007年の4月から1ヶ月に1度、3日間だけの「おうちカフェ」を開いてきたのが心療内科で栄養士として活躍する笠井奈津子さん(写真下)。「日々の食卓の大切さやあたたかさ」を伝えるツールのひとつとして毎月カフェをオープンし、患者さんに限らずたくさんのお客さまを迎えています。

昨年12月の3日間のうち1日を選び、メールで予約をして午後7時に夕食に訪れてみると、小さな店内はすでに満席! 見渡せば、どのテーブルでもおいしそうな匂いとあたたかな湯気をはさんでなごやかな会話が交わされ、飾らない幸福な食卓の光景が展開されています。

キッチンカウンターの中には、てきぱきと立ち働くスタッフに混じって、心にぽっと灯をともして安心感で包んでくれるような笠井さんの笑顔がありました。

月に1度、1年間という期間限定のおうちカフェで笠井さんがテーマに掲げているのが「ココロとカラダにやさしいおうちごはん」。カフェと称しながらメニューにはコーヒーもケーキもなく、「おうちごはん」なのに料理はコース仕立てで登場します。それは笠井さんが「レストランや和食屋よりも、お客さまにとって“帰りやすい空間”を目指した」からでした。

今回の記事では、おうちカフェのめざすものと、この日いただいた充実のコース内容をご紹介します。

▼もう一度、食卓の風景を見つめてみる

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