カフェ/三軒茶屋・駒沢・下北沢・荻窪のカフェ

copo do dia…西荻窪(4ページ目)

「日々のコップ」を意味する小さな空間は、おいしいコーヒーと、ブラジル音楽と、若い日をブラジルで過ごした亡き母のレシピをもとに作るお菓子が入った素敵なコップのよう。

川口 葉子

川口 葉子

カフェ ガイド

ライター、喫茶写真家。著書に『東京カフェ散歩 観光と日常』『京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる』(祥伝社)、『街角にパンとコーヒー』『東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴』(実業之日本社)他多数。雑誌、Web等でカフェやコーヒー特集の監修、記事執筆多数。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。

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二人のブラジル音楽への傾倒は、中南米音楽といえばここ!の鎌倉のカフェ、ディモンシュが催したブラジル音楽の聴き方講座に参加したことにより加速し、コッポ・ド・ヂーアの店内にも中南米音楽専門のCD販売コーナー、MPB Storeが設けられています。
嬉しいのはCDが並ぶ横に空色のウォークマンが用意されていて、自分の席に持って行って自由に試聴できること。

「ブラジル音楽の魅力は、聴いているうちに自然に身体が動いてくること。そして一方で、じっと目を閉じて聴きながら自分の世界に入っていけること」と正弘さん。
カフェではケペル木村さんの楽器講座やmatsumonicaさん、山本のりこさんをはじめとするミュージシャンたちのライブ、荒井めぐみさんのポルトガル語講座など、さまざまな楽しい催しがおこなわれています。

コーヒーのドリップ特訓をして…

「西荻窪の駅から歩いて10分という少し離れた立地だからこそ、飲食業の経験のない私たちでもなんとかスタートできたのだと思います。毎日が勉強の連続でした」と、謙虚な伊藤さんご夫妻。

「カフェのスクールで学んではいたものの、実際にオープンすると初めての体験ばかり。厳しいお客さまにコーヒーの味について指摘され、次の日に泣きながら何十杯もドリップの練習をしたこともありました。そのお客さまにはとても感謝しています」

最初はよちよち歩きだったというカフェも、2年という時間を歩き続けるうちに、しっかりした頼もしい足取りに。その小さな“copo”からは今日もコーヒーの良い香りと音楽が立ちのぼっています。

▼copo do diaのメニューとショップデータはこちら。


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