雑貨と家具に囲まれて、時間を愉しむ場所
たくさんの籐のかご、ワイヤーバスケット、リネン、こまごまとした雑貨、みずみずしい植物の緑……雑多でかわいらしさ過剰になりがちなアイテムの数々をセンス良くまとめて、ゆるやかで落ちついた時間の流れるカフェが生まれました。
もし近くに住んでいたら、毎日ひとりで本を読んだり書きものをしたりするために訪れる、日々の宝物のような場所になるに違いありません。
2006年9月、高崎・貝沢町界隈にオープンしたjam jam。毎日お店に立つのは20代後半の石川さんご夫妻。あたたかい笑顔のご主人、徹さんはもと大工さん! ふたりでカフェを開きたいという想いがつのり、大工を辞めてイタリア料理店のキッチンでお料理を学びました。
「jam jamのオーナーは、父が働いている機械販売関係の会社の社長。飲食店を一緒に始めないかと誘われ、3人で2年かけてじっくりカフェの計画を練りました」
この建物の1階はふたりのカフェのために設計されたもの。緑が優しく目を癒してくれる小さなテラスも、カフェのお客さまに楽しんでいただくため。あたたかい季節になると、窓が気持ちよく開放されます。