カフェ/吉祥寺・荻窪・国分寺・青梅のカフェ

cafe.bar.gallery.Roof(ルーフ)…国分寺

名物はミッドナイトランチ。現役で活躍する60~70代の粋なシニアにも、若い人々にも幅広く愛される国分寺の「屋上」的カフェ。居心地よさに惹かれて、毎日2回通ってくる常連客も!

川口 葉子

川口 葉子

カフェ ガイド

ライター、喫茶写真家。著書に『東京カフェ散歩 観光と日常』『京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる』(祥伝社)、『街角にパンとコーヒー』『東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴』(実業之日本社)他多数。雑誌、Web等でカフェやコーヒー特集の監修、記事執筆多数。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。

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ルーフカフェ

国分寺のカフェ&アート担当

Roof=「屋上」。心ひかれる名前を持つこのお店は2004年7月にオープン。1階はカウンターのあるカフェ、2階はギャラリー&カフェとして、ゆっくり喫茶できる場所が不足気味の国分寺界隈におけるカフェ&アート好きのニーズを一手に引き受けています。

天体航海DM

私が訪れた日、2階のギャラリーで「天体航海」と題した展示をおこなっていた2人の作家さんは、小さな白い箱オブジェをつくっているスパン社と、星図をモチーフにした懐中オブジェ・豆本・万華鏡などを並べる孔雀洞雑貨舗。 どちらも雑貨ごころをくすぐる美しく繊細な作風で、Roofのやわらかな白壁に独自の小宇宙を展開していました。この作家さんたちには熱いファンがいて、初日には東京以外からもお客さまが駆けつけたといいます。

ルーフカフェ写真 オーナーの一人である右高さんに教えていただいて知ったのですが、JR中央線・国分寺駅~国立駅界隈は大学の密集地帯。東京学芸大学、東京経済大学、東京農工大学、一ツ橋大学、津田塾大学、武蔵野美術大学……と6つの大学が集まっています。
右高さんご自身も武蔵野美術大学の出身。そしてもう一人のオーナー秦さんは大学の同級生だそう。

学生生活に必要不可欠なものといえばカフェ! 友だちと夏休みの旅行のプランを練ったり、その旅行の反省会(?)をするのに、カフェ以上に心地よい場所があるでしょうか。

しかし、Roofは学生のためだけの空間ではありません。お客さまには60~70代の現役で仕事をしている粋な大人たちも少なくないのです。そのエピソードをうかがうと、彼らのようなシニアライフが送れるなら年齢を重ねるのは楽しみのひとつになり得ると思わせてくれる素敵な方々ばかり。

今回はそんな魅力的な大人たちにも愛されるカフェ、Roofをご紹介しますね。

▼「若いときにさんざん遊んだから、いま働いているの」
ルーフ店内写真

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