2階には広い個室も
1階入口右手には、NY風景らしい高層建築物を描いた巨大な黒板(写真右)。この黒板は扉の役割を果たしており、左にスライドさせると2階へと続く階段があらわれます。
2階のスペースの広さと変化に富んだそれぞれのコーナーのしつらえは、どの席に座ろうかと迷ってしまうほど。壁の2面を占める大きな窓からは並木の緑が目に飛び込んできます。
夜、ワインを飲みながらゆったり談笑するのに快適そうな大きなソファが、窓側にも、パーティションの役割を果たすカップボードの横にも設けられているかと思えば、食事のしやすい高さのテーブルが並ぶ席、10名でテーブルを囲んで仕事の打ち合わせをするにもぴったりの大テーブルと、どんな用途にも対応してくれそう。
また奥の扉を開けると、L字型の特大ソファを配した広い個室があり、この部屋だけを貸切にすることも可能です。
建物の年齢にマッチしたミッドセンチュリー
家具や雑貨は見事にミッドセンチュリー系で統一されていますが、古いビルをリノベーションした空間には、このミッドセンチュリーのテイストがよく合うのですよね。
建物が誕生した時代はまさにミッドセンチュリーだったのですから、考えてみれば当然のことなのかもしれません。
「40代、50代の男性にとってはカフェは入りにくい場所のようですが、SANBANCHO Cafeはその年代のお客さまも入りやすいようで、打ち合わせなどによくご利用いただいています」
そう話してくれたのは店長の赤堀有希子さん。たしかに、ご年配の男性がくつろぐのにも違和感のない落ちつきです。