第3章
「コーヒー色のかたちコレクション」
コーヒー豆を挽くミルのかたちには灯台や風車小屋を連想させるものがないでしょうか。そういえば、赤いドリップポットのかたちは象に似ているようです。ドリッパーは帽子、ネルは青空に浮かぶ雲……。おいしいコーヒーにまつわるものたちは、魅力的なかたちをしています。アンティークのコーヒーミルから最新のエスプレッソマシン、そしてコーヒーを描いた切手まで、さまざまな表情を集めました。
第4章
「COFFEE RAINBOW」
コーヒーが地平線にかける大きな虹は、グリーン、スカイブルー、ホワイト、レッド、ライトブラウン、ブラウン、ダークブラウンの七色。輝く緑のコーヒーベルトは赤道をはさんで地球をまるく取り巻き、花の季節には白く、実のなる季節には赤く色づくのです。私たちの手もとに届くとき、コーヒーレインボウはつややかなブラウンに変身。そのブラウンを使っておいしい一杯を淹れる方法もあわせてご紹介します。
第5章
「WE LOVE COFFEE」
コーヒーは私たちのインスピレーションを刺激してやまない液体。18~20世紀のフランスやイタリア、ウィーンのカフェは文化サロンとなり、コーヒーの香りとともに幾多の思想や名作、名画が生み出されてきました。コーヒーの芳醇な味と香りをこよなく愛した文学者、ミュージシャン、映画監督たちからコーヒーに寄せられた作品の数々と、日本のコーヒー文化の醸成に貢献した人々と空間をご紹介します。書店で見かけたら、ぜひお手にとってページをめくってみてくださいね。