雑貨やアートを楽しめるカフェ
2004年夏に吉祥寺の中町通りにオープンしたful.cafe。ハートフル、ビューティフル、パワフル、ピースフル…と、たくさんの美しい「...ful」を店名につけたこのカフェは、おいしい食事やスイーツはもちろんのこと、雑貨とアートを楽しめる場所でもあります。カフェの奥にアーティストたちのさまざまな作品が展示されたスペースが設けられていて、手にとって自由に眺めることができるのです。
光と風の気配
ビルの階段を地階へ降りていくと、坪庭を思わせるデッキのしつらいに、水の流れる小さな水盤と蔦の葉の緑。カフェの大きな窓からこの庭を眺めることができて、地階にありながら光と風の気配を感じられる作り。ful.cafeを経営するのはディスプレイ制作会社works N。カフェのキッチンや床、デッキなどはworks Nのスタッフの手作りです。
オープン当初の内装は「海」をテーマに、黒い大きなソファやプラスティックの椅子を中心に据えていましたが、日々を重ねていくにつれ、柔らかくあたたかみのあるインテリアへと変化。各テーブルにアンケート用紙を置き、寄せられたお客さまの意見を取り入れて内装を変えていったのだそうです。現在のful.cafeでは落ちついた布張りのソファや木の椅子が迎えてくれます。