カフェ/六本木・麻布・白金のカフェ

ニットカフェ、Mother earth BIS…麻布(2ページ目)

9.11後のニューヨークで、心の平和を求める人々の間でひろがったニットカフェ。お茶と編み物のリラックス効果を、麻布の美しい草木染め毛糸専門店で体験しませんか。

川口 葉子

川口 葉子

カフェ ガイド

ライター、喫茶写真家。著書に『東京カフェ散歩 観光と日常』『京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる』(祥伝社)、『街角にパンとコーヒー』『東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴』(実業之日本社)他多数。雑誌、Web等でカフェやコーヒー特集の監修、記事執筆多数。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。

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マザーアースの毛糸の写真

KNIT-OUT(ニットアウト)とニットカフェ

「ニットアウト」とは近年アメリカでひろまった編み物の新しいスタイル。自宅でひとり静かに編み棒を動かすという従来の基本形から、みんながストリートに集まって手編みや情報交換を楽しむイベントのスタイルへと、大きな変化が生まれています。その背景にはハリウッドの有名女優が”クールな趣味”として編み物をしているというニュースが報じられ、若い女性たちのあいだで手編み人気が高まったことなども挙げられるようです。

アメリカでの手編みのもうひとつの流れが、ニットカフェ。
「ニットカフェは、9.11の以降のニューヨークで始まったものです」
戸國さんはそう話してくれました。
手を動かしてこまごましたものを生みだす時間は、想像以上にリラックス効果をもたらすもの。大きな事件に衝撃を受けた人々がそれぞれに毛糸と編み棒を持ちより、言葉を交わしたり、毛糸を編んでいく手の動きに気持ちを集中させたりすることで、心に落ちつきを取り戻し、癒しを得ていたようすが想像できますね。

お話をうかがって、なんとなく映画『HOW TO MAKE AN AMERICAN QUILT(邦題:キルトに綴る愛)』を連想しました。若い女性に贈る1枚のウェディングキルトを作るために、7人の女性が家の居間に集まり、それぞれが縫うパーツに自分自身の人生の愛の物語を織りこんでいく、そんな物語です。

▼毎月2回、金曜夕方のニットカフェ
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