毎週のように登場する新作コンフィチュール
コンフィチュール エ プロヴァンスに並ぶ色とりどりのコンフィチュールは、プロヴァンスの小さな村オルゴンのアトリエで作られています。 二階建ての一軒家をアトリエに改装するには、のんびりペースのプロヴァンス人の口癖「ア・ドゥマング(明日)」に悩まされたり、仕事を終えた棟梁にパスティスで「まあ一杯」と長話につきあわされたりの日々の連続。そんな苦労の甲斐あって、現在、アトリエでは季節の新鮮な果実を組み合わせたもの、ハーブやスパイスを加えたものなど、無限のヴァリエーションを秘めたコンフィチュールが試行錯誤を重ねて次々に作り出されています。毎週のように銀座店に新しく並ぶコンフィチュールは何十種類にも及び、楽しい驚きを与えてくれる新作の登場に目が離せません。
秋すいかとピーマンを組み合わせて
たとえば、パリの人でも知らないことが多いという作物「シートル(秋すいか)」に、橙ピモン(ピーマン)と黒胡椒を加えたコンフィチュール。珍しさに目を輝かせるひとも多いと思いますが、これは牛肉のお料理に添えるのにぴったり。そのほかにも、セロリ+松の実+ナツメグのコンフィチュール、カリフラワー+乾燥杏+バジル+レモンのコンフィチュールなど、 仕上がりを想像するのがちょっと難しい、わくわくするような組み合わせが提案されています。もちろん、上記にくらべればオーソドックスな「4つの果実(イチゴ+木イチゴ+ブルーベリー+さくらんぼ)」、オレンジ+かぼちゃ+隠し味のアールグレイ、といったコンフィチュールもみずみずしく豊かなおいしさ。
あまりにも試してみたい種類が多すぎて、とうてい決められない……という私のような人には、嬉しいことに30g入り、お試しサイズの小さなサシェ(写真下)が\315で並んでいます。これなら自分のために何種類も選んで、 さらに親しい人へのちょっとしたおみやげを追加することもできますね。シンプルなパッケージも魅力的です。