南仏のアトリエから銀座へ
「南仏の太陽がとびきりおいしい果実を育てるプロヴァンスの地でコンフィチュールを作り、銀座で売る」-そんな夢を実現させたのがコンフィチュール エ プロヴァンスの福田恵美さん。
きっかけは、世界的なコンフィチュール・ブームの火付け役、クリスティーヌ・フェルベールさんの作ったぶどうと野生の桃のコンフィチュールに出会ったことだったそう。
フェルベールさんはいまや「ジャムの妖精」として大人気の有名マダムですが、10年ほど前にはまだ知る人ぞ知る存在でした。福田さんはマダム・フェルベールが作ったコンフィチュールのゆるゆるのジュレに浮いたぶどうの粒を見て……
~中略~
『これはジャムじゃないよ、これをコンフィチュールと呼ぶんだね』と、私たちの中にコンフィチュールの新しいイメージを目覚めさせてくれたもの」
『夢みるコンフィチュール』(福田恵美著/株式会社金沢倶楽部 \1200)