コーヒーの小さな種から赤い実まで
「世界大会では、”抽出技術だけではなく、コーヒーの種が芽を出して生育し、赤い実をつけるまでの過程も含めて、総合的に深く理解している人間こそがバリスタのチャピオンにふさわしい”という話が出ていました」洋之さんはそう前置きして、今後の計画を話してくれました。まずは世界チャンピオンシップで優勝することが目標。
「それが実現できたら、次にロースターとしてキャリアを積み、最終的には産地の農園と提携してオリジナルのコーヒー豆を作り、豆の栽培から携わってみたいですね」
一生をかけて取り組んでいく、長いスパンの計画です。そんな洋之さんの姿はバリスタ志望者たちを惹きつけてやまず、全国からバリスタを目指す人々が洋之さんのエスプレッソを飲むためにCAFE ROSSOを訪れています。常に変わらぬ情熱と希望を抱いて自分の道をきわめようとする洋之さんの存在は、同じ分野に進もうとする後輩たちをどれほど勇気づけることでしょう。
一通のメール
島根で極上のエスプレッソやカプチーノを満喫して東京に戻った私のもとに、ホームページの読者のかたから、見事なタイミングで一通のメールが届きました。本物のおいしさは、時として人をずいぶん遠い場所まで導くものだ……メールには、そんな感慨をおぼえる言葉が書かれていました。
「コーヒーが、というよりカフェが大好きで、
いつかは自分もカフェを開業したいと考えていました。
今の仕事を退職して、カフェで技術を学びながら
働ける場所を探していたのです。
『学ぶなら本物を学びたい』、そう考えてカフェを巡りました。
その結果、コーヒーがあまり美味しくないカフェが
多いことに驚きました。
フードメニューはしっかりしてるけど、
コーヒーにこだわりがないカフェが多かったんです。
私が探したカフェは「自家焙煎」「自家製ケーキ」
「エスプレッソの確かな技術」。
結局辿り着いたのは遥か遠い島根県…CAFE ROSSOでした。
今年の4月、島根県に出向いて、熱意を伝えて、
なんとか働かせてもらえることになりました。
6月からCAFE ROSSOで働きます。
生半可な気持ちでやれる仕事ではないことはわかってます。
厳しい毎日になると思います。
ですが、目標を持ってがんばるつもりです」
いつかは自分もカフェを開業したいと考えていました。
今の仕事を退職して、カフェで技術を学びながら
働ける場所を探していたのです。
『学ぶなら本物を学びたい』、そう考えてカフェを巡りました。
その結果、コーヒーがあまり美味しくないカフェが
多いことに驚きました。
フードメニューはしっかりしてるけど、
コーヒーにこだわりがないカフェが多かったんです。
私が探したカフェは「自家焙煎」「自家製ケーキ」
「エスプレッソの確かな技術」。
結局辿り着いたのは遥か遠い島根県…CAFE ROSSOでした。
今年の4月、島根県に出向いて、熱意を伝えて、
なんとか働かせてもらえることになりました。
6月からCAFE ROSSOで働きます。
生半可な気持ちでやれる仕事ではないことはわかってます。
厳しい毎日になると思います。
ですが、目標を持ってがんばるつもりです」