結果ではなく理由を探ろう

『あのソフトドリンクをもう一度』シリーズでは、過去に販売されたソフトドリンクを紹介してまいりましたが、今までは「こんなものがあったのですが」という記事のスタイルでソフトドリンクの紹介をしておりました。

食品はあっという間に品物が入れ替わってしまうもの。『見かけなくなった』という事実を追うことも重要ですが、『なぜ見かけなくなったのか』という理由を考えることも大事ではないかと思います。そこで今回は、現在は販売されていないコカ・コーラ製品について、販売が終了した理由を考察してみたいと思います。

1.販売ターゲット層の変更によるもの

コカ・コーラ HI-Cオレンジコカ・コーラ Qooオレンジ
HI-Cは1970年代中期から販売された果汁入り飲料です。この当時はソフトドリンクというと、炭酸飲料か果汁飲料という時代で、大人でアルコールを飲めない人の選択肢がはるかに狭い時代でした。

現在は茶飲料も当たり前のように販売されていますので、果汁飲料を飲む年齢層というと炭酸をあまり飲ませたくない世代、つまり乳幼児がターゲットとなるわけです。そこでパッケージもキャラクターを使い、子ども向けになっています。『Qoo』という商品名も、父親がビールを一気に飲み干して『クーッ』と言うところから名づけられたそうです。

2.需要が意外に低い

コカ・コーラ リーフス
これは『リーフス』という無糖紅茶(というよりもティーウォーター)です。CMには反町隆史さんが出演していました。あのソフトドリンクをもう一度7でも書きましたが、無糖紅茶は需要がありそうでありません。

食事で日本人は緑茶や烏龍茶を飲むわけで、わざわざ無糖紅茶を選んで飲む人はいないと思います。おやつタイムも甘いものが欲しいですよね。

この商品の後にも、コカ・コーラからは『Tea for Dining』という無糖紅茶が販売され、伊東美咲さんがCMに出演されていましたが、これも短命に終わりました。

3.時代を先取りしすぎた

コカ・コーラ フレスカ
1980年代始めに販売されたローカロリーレモンライムソーダ『フレスカ』です。当時はまだダイエット飲料というジャンルが確立しておらず、短命に終わりました。

なお、フレスカは甘味料にステビアを使用しています。まだパルスィートが使用される前の話です。個人的はパルスィートの人工的な甘さよりもよりもステビアの甘さのほうが好きです。無理にゼロカロリーにしなくともよいのではと思うのですが。