調査実施の経緯

2006年12月4日のガイドメールマガジンにも書きましたが、2006年の終わりごろ、新潟市内の製菓・調理師専門学校でソフトドリンクに関する特別講義を行いました。

その際、事前に質問を募ったのですが、「コーラを飲むと骨が溶けるんですか?」や「炭酸飲料を飲むと骨が溶けるんですか?」という質問がたくさんありました。このような話は私が子どものころ(高度経済成長期)によく聞いたのですが、まさか平成時代になっても残っていることにとても驚きました。そこで、コーラおよび炭酸飲料と骨に関する伝聞の起源や発生時期について調査を行おうと考えました。

調査については『The Archive of Softdrinks』にてアンケートフォームを使用して行われました。とりあえずの目標、約100名分のデータが集まりましたので、そのデータを集計し、中間発表を行うことにいたしました。ご回答いただいた皆様、ありがとうございました。

実際どうなの?

では、コーラや炭酸飲料を飲むと、本当に骨が溶けるのでしょうか。そういう質問をされたとき、私はいつも、

「コーラを飲むと本当に骨が溶けるんだったら、アメリカ人はすでに溶けているのでは?」

と答えます。また、

「親戚でコーラを飲んで骨が溶けた人はいますか?」

とも聞いてみます。もちろんそういう人は皆無です。

このような話は冗談として、もっと科学的な話をしますと、コーラのph値と胃酸のph値と比較すると胃酸のほうが酸性度が高いので、人間はコーラを飲む前に胃酸で溶けているはずです。また、コーラに含まれているリン酸が原因という説、ソフトドリンクに含まれている糖分を体内で分解する際に、カルシウムを消費してしまうために骨が弱るという説もあります。

昨年秋には、海外の研究で『コーラを飲むと骨粗鬆症になりやすい』という論文も提出されています。

アンケートの内容・目的・集計結果

今回のアンケートは、『いつごろ聞いたか』『誰から聞いたか』と『どんな内容だったか』を回答していただくというものでした。これにより、まずは伝聞の発生時期と起源がわかるのではないかと思ったからです。

●基本事項

回答数 106名
うち正規回答 98名(項目に抜けが無いもの)
男女比 男83名/女15名
年齢幅 14歳~50歳(下記グラフのとおり)

コーラと骨社会調査・回答年齢分布
(つづく)