●話の内容は

これは下記に示す選択肢を用意し、複数回答してもらった数値です。コーラを飲んだときの話と、炭酸飲料を飲んだときの話の比率に3~4倍の違いがあります。当初はコーラをはじめとする炭酸飲料全般に関する話だと考えていましたが、この数値から考えますと、コーラがターゲットであるのではないかと考えます。『胎児に影響がある』という話は、妻がそのような話を聞いたことがあるというので選択肢に入れたのですが、同じようなことを聞いた人がいるのですね。

コーラと骨社会調査・話の内容

また、自由記入コメントの内容をまとめると、だいたい下記のような内容になります。

  • 自由研究や理科実験のネタとして
  • 医師、看護師から聞いた
  • 保健室の掲示で見た
  • 教師から聞いた
  • コーラ製造工場に関する都市伝説
  • 国内産の炭酸飲料を購入させるための口実ではないか
最後の話については、この研究を始めたとき、私もこれが理由でないかと思いました。宮本惇夫著『コカ・コーラへの道』にもありましたが、コカ・コーラ日本参入時の既存メーカーからのバッシングは激しく、業界団体への加盟も直ちに行えなかったそうです。よって、ネガティブキャンペーンが行われた可能性も考えられます。

そのほかに、『炭酸飲料を飲むと母乳の出が悪くなり、乳腺炎になると助産師さんから聞いた』、『自動車の塗装を落とすためにコーラを使っていた』などのコメントもありました。

考察

『コーラを飲むと骨が溶ける』という話は、『炭酸飲料に興味を持ち始めた小学校低学年~中学年に飲用を戒めるために言われたことである』という理由で話されたということは間違いではないと思います。

しかし、今回の調査では『糖分の入っている飲料すべてカルシウム消費が考えられるのに、どうしてコーラだけ悪者にされるのか』ということまでは解明できないと思います。今回の発表の前に、大手飲料メーカーに対し、コーラと骨に関する伝聞の発生時期や理由を問い合わせましたが、どのメーカーもこの質問に対し満足な回答をいただけませんでした。

なお、炭酸飲料は販売しているが、コーラを販売していないメーカー(もしくはコーラを販売していることを消費者から認知されていないメーカー)については、消費者からのコーラ・炭酸飲料と骨に関する問い合わせが皆無であるということを何社からか回答をいただいております。


今後の調査研究について

アンケートはこれからも継続し、特に高年齢の方(50歳以上)からの情報を多く募集したいと考えております。

2つ目の予定として、海外でも同様の伝聞があるのかどうかを調査する予定です。今回のアンケート集計には中国出身者が1名含まれておりますが、その他の国や地域でも同様の話があるのか、新潟市内の海外留学生や外国語会話講師の皆様にアンケートを取ろうかと考えております。

3つ目の予定として、清涼飲料水の業界団体に対し、飲料メーカーに行った質問と同様の質問を行おうと考えています。また、『保健室の掲示』には養護教諭の手書き掲示以外に、学校掲示物出版社のものも含まれているようなので、過去にコーラや炭酸飲料に関する記事が存在したかどうかを問い合わせようと思います。

今回、中間発表を行いましたが、充分な調査結果ではないことは承知しております。今後も調査研究を続け、どうしてこのような伝聞が発生したのか、明確な結論を突き止めたいと思います。可能であれば、新書を出版し、NTV系『世界一受けたい授業』に出演できるくらい有名になれるよう、努力したいと思います。

The Archive of Softdrinks
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