結果ではなく理由を探ろう
『あのソフトドリンクをもう一度』シリーズでは、過去に販売されたソフトドリンクを紹介してまいりましたが、今までは「こんなものがあったのですが」という記事のスタイルでソフトドリンクの紹介をしておりました。食品はあっという間に品物が入れ替わってしまうもの。『見かけなくなった』という事実を追うことも重要ですが、『なぜ見かけなくなったのか』という理由を考えることも大事ではないかと思います。そこで今回は、現在は販売されていないコカ・コーラ製品について、販売が終了した理由を考察してみたいと思います。
1.販売ターゲット層の変更によるもの
現在は茶飲料も当たり前のように販売されていますので、果汁飲料を飲む年齢層というと炭酸をあまり飲ませたくない世代、つまり乳幼児がターゲットとなるわけです。そこでパッケージもキャラクターを使い、子ども向けになっています。『Qoo』という商品名も、父親がビールを一気に飲み干して『クーッ』と言うところから名づけられたそうです。
2.需要が意外に低い
食事で日本人は緑茶や烏龍茶を飲むわけで、わざわざ無糖紅茶を選んで飲む人はいないと思います。おやつタイムも甘いものが欲しいですよね。
この商品の後にも、コカ・コーラからは『Tea for Dining』という無糖紅茶が販売され、伊東美咲さんがCMに出演されていましたが、これも短命に終わりました。
3.時代を先取りしすぎた
なお、フレスカは甘味料にステビアを使用しています。まだパルスィートが使用される前の話です。個人的はパルスィートの人工的な甘さよりもよりもステビアの甘さのほうが好きです。無理にゼロカロリーにしなくともよいのではと思うのですが。