キリンファイアで初めて採用された『エンボス缶』は、今年UCCのセブンイレブン限定缶コーヒーやダイドーの『コーヒーミルク』などにも採用されました。ホット用のペットボトルやボトル缶については、以前『清涼飲料水容器考』(2001/3/19)で「ホット用はまだできていない」なんて書きましたが、いつの間にか一般的になってしまいました。そのような中、「これは面白い」と思ったのが明治乳業の『カフェフレッソ』でしょうか。
容器の特徴はテレビCMでもお分かりの通り、キャップにストローが挿せることです。ペットボトルは缶と違ってキャップができるところが利点なのですが、逆に飲むときはキャップを回して開けないといけないわけで、その欠点を補っているわけです。缶と違って、誤って倒してもダメージは低いですし。また、なんとこのキャップ、ストローを外すと押し開いたフタが元に戻ってフタになるんですねぇ。
ネット応募も一般的になってきまして、お手軽に懸賞応募ができ、また、意外によく当たるようになりましたが、その分賞品のグレードが下がっているのではないかと思うことがあります。また、以前ですと『ボス電』『ボスMDウォークマン』のような家電に人気がありましたが、これらはだいたい普及してしまったので、みんなが欲しがる賞品が見当たらないのではないでしょうか。夏に行われた『BOSSプレッソ』(エスプレッソマシーン)の懸賞は欲しい人は欲しがるとは思いますが、万人受けする賞品ではないと思います。
そのような状況で特筆すべきは、秋に行われたコカ・コーラのジョージアとアサヒのワンダの懸賞です。ジョージアはDVDプレイヤー、アサヒはジャージ(所ジャージ!?)が当たるのですが、どちらも数字の組み合わせを応募し、数字が一致すると必ずもらえるというものです。確率的に言いますとジョージアは200分の1、ワンダは確か1000分の3ですので、応募シールさえ集めれば確実に当てることができるわけです。
まあ、賞品を必ず当てるには、ジョージアは応募シール20枚一口ですので応募シールを4000枚集めなければいけないですし、ワンダは抽選まで(24時間以内)に1000枚のシールのID番号を入力、かつ数字を000から999まで入力しなければならなかったので、なかなかハードな力技ではあります。よく考えますと、これらはビールや発泡酒の『シールを集めてもれなくプレゼント』に相通じるものがありますね。この調子だと、缶コーヒーもたくさん飲めば必ず何かがもらえるようになるのでしょうか。(ちなみに、販売店向けですと、たくさん仕入れれば懸賞の賞品がもれなくいただけるという販促キャンペーンがあるそうです)