毎年缶コーヒーは製品もCMも懸賞も話題になりますね。今年も年初めからそうなるのかなと思っていましたが、意外に静かなスタートでありました。ところが、秋冬向け製品のアナウンスが始まる頃から、どんどん缶コーヒーの話題が多くなってきました。今回は、2003年の缶コーヒーに関する話題の中から、大きな話題のベスト3を独断で挙げてみたいと思います。
また、今年の缶コーヒーに関するご感想も募集いたしましたが、
いただいたご感想を基に
『缶コーヒーレビュー2003』として今年の缶コーヒー全般に関するレビューを別途記事にて行っておりますので、ご興味のあるかたは、こちらもお読みください。
★第3位 顔が語る缶コーヒー。
- ポッカコーヒーオリジナル(ポッカコーポレーション)
『「How many いい顔 広げよう!」キャンペーン』ということで、顔のイラストでおなじみのポッカコーヒーオリジナルの顔が有名人の顔になりました。春にはタレントの志村けんさん、マリナーズの佐々木主浩投手、歌手の後藤真希さんの缶(漫画家江口寿史さんのイラスト)が各3種類、秋にはナインティナインのお二方の缶が全部で6種類発売されました。(著作権と肖像権の関係で画像が出せないのが残念ですが)バリエーションがたくさんあるので(ということはそれだけ買わないと集められないのだ!)見ても楽しいですが、私が注目したのはイラストの脇にある一言です。この一言が無ければ、ただの有名人似顔絵入り缶になってしまったのではないかと思います。缶コーヒーがこんなにメッセージ性のあるものになってしまうとは思いませんでした。私はナイナイの矢部浩之さんの「今日、一回も笑ってへんのちゃう?」に思わず笑ってしまいました。
★第2位 缶コーヒーはシチュエーションで飲む。
ボス・仕事中/休憩中(サントリー)
- ジョージア・エリアブレンド(コカ・コーラ)
缶コーヒーを選ぶ条件としては、味やコーヒー豆の種類、懸賞やCM出演タレントなどがあるわけですが、今年発売されたサントリーのボスや、コカ・コーラのジョージアエリアブレンドなど、飲むタイミングや飲みたい地域で味を選べる商品がいくつか登場いたしました。アサヒの『ワンダ・モーニングショット』やポッカの『ドライバー』も同様の考え方ですね。このようなシチュエーション別の缶コーヒーは今後も続くものと思います。
★第1位 やっぱりジョージア。
- ジョージアシリーズ(コカ・コーラ)
ジョージアのCM『明日があるさ』第2シリーズ(浜ちゃんのナンデーモ・カンパニー)が尻切れトンボで終了し、「これから先どうなるのか?」と心配したのですが、その心配も9月にふっ飛んでしまいました。CMには米倉涼子・矢田亜希子・佐藤江梨子のお三方の『ジョージア・ラッパーズ』が登場し、毎月新製品(数えたら10種類ありました)が登場しております。おまけに懸賞も『ナンバーチャレンジ』という新機軸でDVDプレイヤー(おまけにCMメイキングDVD。こっちの方が大事かも)が当たるという、ソフトドリンク界の王者ならではの展開ではないかと思います。最近ではアサヒ・キリン・サントリーなどのビールメーカーがビールのキャンペーン手法を使って販売促進を行っておりますが、それをしのぐ勢いは、自販機や宣伝など物量で勝るコカ・コーラの『横綱相撲』ではないかと思います。
簡単ではありますが、2003年の缶コーヒートピックスベスト3を挙げてみました。もっと詳しく知りたい方は、補足記事『缶コーヒーレビュー2003』をご覧ください。