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『日本食としてのカレー』の原点を感じてみませんか オリエンタル即席カレーレトルト(2ページ目)

オリエンタルの『即席カレー』と『即席ハヤシドビー』のレトルト版をやっと入手できました。1945年(昭和20年)発売当時のイメージと味を再現したこれらの製品から、日本のカレーを感じてみます。

久須美 雅士

執筆者:久須美 雅士

コンビニグルメガイド

今回紹介する『即席カレー』と『即席ハヤシドビー』は、1945年(昭和20年)発売当時のイメージと味を再現したものだそうです。パッケージもレトロな感じでまとめております。今回は両方食べてみることにしました。



まずは即席カレーです。具が意外に大きいです。サラっとしています。色は普通の即席カレー(フレーク)で作ったカレーよりも辛そうな色ですが、そんなに辛くありません。

一口食べて感じるのが、炒めた玉ねぎ(あめ色玉ねぎ)の味が強いということです。カレールーの味よりも、野菜の素の味が出ています。とてもやさしい味でほっといたします。



続いて即席ハヤシドビーです。こちらも即席カレー同様、デミグラスソースがきつくなく、野菜のうまみが出ています。チャツネの甘みも味に合っています。現在でも通用する味だと思いますが、ハヤシライスというもの、そんなに昔と変わっていないのではないでしょうか。カレーは欧風とかインド風とかいろいろバリエーションがありますが、ハヤシライスでバリエーションというものを聞いたことがありませんし。



今回の試食で感じたことですが、『カレーは煮物である』ということです。(タレントのウガンダさんは「カレーは飲み物だ!」とテレビでおっしゃっていましたが)

最近のカレーはスパイスの方に重点が置かれていますが、カレーは味付けのためにあるのであって、メインは野菜や肉などの具材ではないか、ということです。和食ですと肉じゃがとか芋の煮っころがしなどがありますが、これらも調味料の味を味わうのではなく、具材を味わうわけですよね。カレーもこれが正しい味わい方なのではないかと思いました。『日本のカレー』というものを再認識した次第です。

オリエンタルカレー(http://www.oriental-curry.co.jp/)
フリトレー『マースカレースナック』
寿がきや『マースカレーうどん』
江崎グリコ『レトルト版ワンタッチカレー』
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