まずは即席カレーです。具が意外に大きいです。サラっとしています。色は普通の即席カレー(フレーク)で作ったカレーよりも辛そうな色ですが、そんなに辛くありません。
一口食べて感じるのが、炒めた玉ねぎ(あめ色玉ねぎ)の味が強いということです。カレールーの味よりも、野菜の素の味が出ています。とてもやさしい味でほっといたします。
続いて即席ハヤシドビーです。こちらも即席カレー同様、デミグラスソースがきつくなく、野菜のうまみが出ています。チャツネの甘みも味に合っています。現在でも通用する味だと思いますが、ハヤシライスというもの、そんなに昔と変わっていないのではないでしょうか。カレーは欧風とかインド風とかいろいろバリエーションがありますが、ハヤシライスでバリエーションというものを聞いたことがありませんし。
今回の試食で感じたことですが、『カレーは煮物である』ということです。(タレントのウガンダさんは「カレーは飲み物だ!」とテレビでおっしゃっていましたが)
最近のカレーはスパイスの方に重点が置かれていますが、カレーは味付けのためにあるのであって、メインは野菜や肉などの具材ではないか、ということです。和食ですと肉じゃがとか芋の煮っころがしなどがありますが、これらも調味料の味を味わうのではなく、具材を味わうわけですよね。カレーもこれが正しい味わい方なのではないかと思いました。『日本のカレー』というものを再認識した次第です。
フリトレー『マースカレースナック』
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