日本で普通に烏龍茶が飲まれるようになって二十数年になるかと思います。その当時、『中国三千年』という言葉が枕詞のように付いていましたが、いつの間にか『中国四千年』になっています。ということは、この20年の間に3000年代と4000年代の境目があったのでしょうか?
烏龍茶は日本でもスタンダードな茶飲料になっていますし、最近では中国緑茶も定着しつつあります。中国緑茶についてはAll About Japan[中国茶]ガイドサイトに、「中国緑茶の魅力を!」という記事がありますので、そちらをご覧いただくとして、ソフトドリンク全般がフィールドの私としては、過去、お茶以外にどんな中国風飲料があったかを調べてみました。
中国緑茶(カネボウ)
この中国緑茶は昨今のブームに乗って販売されたものではありません。約10年前の1992年に発売されたものです。いかにも中国って感じのパッケージデザインが好きです。当時のカネボウは無糖コーヒー『カフェ・エクリュ』やスイカや和梨など一般的に飲料になりそうもない果実を飲料にした『日本の果実』シリーズなど意欲的な商品が多かったのですが、あまり長続きしなかったのが残念でなりません。
カンフー(サントリー)
1995年発売の炭酸飲料です。SMAPの香取慎吾さんがテレビCMに登場していました。確か中国風ハーブ入り飲料だったと思います。味は2002年夏にキリンビバレッジから販売された『Drink! SMAP』みたいな味だったでしょうか。もっと薬臭い味だったかもしれません。もちろんこのような炭酸飲料がロングセラーになる訳は無く、この年限りでした。