コンビニグルメ/ソフトドリンク

懐かしの中国風飲料が勢ぞろい!でも味は… 中国四千年?のソフトドリンク(3ページ目)

中国から来たソフトドリンクというと烏龍茶が一般的ですが、過去にもいろいろな製品が日本で販売されました。さて、それらの製品は日本に定着したのでしょうか。写真とともに振り返ります。

久須美 雅士

執筆者:久須美 雅士

コンビニグルメガイド


維力(ポッカコーポレーション)

『ウィリー』と読みます。『中国河北省運動保健食品飲料研究開発中心』という研究所が開発した中国風スポーツドリンクです。中国のスポーツ飲料というと、マラソンの馬軍団が飲んだと言われる『冬虫夏草ドリンク』が有名ですが、維力は中国産植物エキスをブレンドして作られています。もちろん、このような飲料が日本人にウケる訳は無く、『伝説のまずジュー』として、その味(推して知るべし)は現在に引き継がれております。インターネットで検索すれば、維力に関する情報はいくらでも出てきます。



ここまで読むとお分かりでしょうが、茶飲料以外の中国風ソフトドリンクは売れたためしが無いのです。中国緑茶でさえそんなに売れているとは思えない状況で(サントリーはしつこく売っていますが、きっと烏龍茶のように普及するまで売るのでしょう)、味の嗜好(しこう)が全然異なる異国の飲み物など売れるわけがありません。

でも、開発担当者としては、何か目新しい物を探そうとして中国にたどり着いてしまうわけです。不毛な努力なのかもしれませんが、こういう努力は今後も続けられることでしょう。いつかそのうち、烏龍茶のような中国発の大ヒット商品が生まれることを飲料ファンとしては期待しております。飲料メーカー開発担当者の皆様、がんばってくださいませ。
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