このドクターペッパーがじわじわと人気が出てきたのは1995年くらいからでしょうか。ストリート系飲料として、渋谷近辺の自販機に多く入るようになりました。当時私は『渋谷系飲料』としてドクターペッパーを紹介したこともあります。また、その頃から、今回の写真のようなイラスト缶が発売され、イラストがそのときどきの流行を表すようになりました。ファッション・流行の発信地たる渋谷から火がついたことが、今回の販売地域拡大の理由ではないでしょうか。そして今年から、日本においてはコカ・コーラナショナルセールスが販売することになりました。缶にも『Produced under Authority of Schweppes Holdings Limited by Coca-Cola Bottlers』(現在ドクターペッパー社は世界的な菓子メーカー、キャドバリー・シュウェップス傘下にある)と書いてあります。
日本上陸からもうすぐ30年になるドクターペッパー。コカ・コーラのような販売力が無かったにもかかわらず、地方都市にまで浸透してきました。まだ入っていない自販機も多いですが、近いうちにいつでもどこでも飲めるようになることを期待しております。
ドクターペッパーの歴史(The Archive of Softdrinks) - http://softdrinks.org/asd9701a/drpepper.htm
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。