そこで肌寒くなった今、体の芯からあたたまる★ロイヤルミルクティー★と風邪にも効く★ジンジャーティー★の入れ方をご紹介! 風邪がどこかへいっちゃいますよ!
まずは日本紅茶協会認定ティーインストラクターの私から、「紅茶のおいしい入れ方」を皆様にお伝えします!
では紅茶の入れ方の基本として英国式の最もポピュラーでかつ正統的な入れ方のゴールデンルールについてご説明しましょう!!
★ゴールデンルール★
point1ティーポットを用意します。
ただし鉄分を含んだ鉄びんのようなものは避けてください。紅茶は鉄分が加わると色が黒ずんでしまいます。
そしてポットはあらかじめ湯通しして温めます。 point2茶葉の分量は正確にはかります。カップ一杯分はティースプーンで中山いっぱい2~3gを目安にします。大きな葉になるとかさばりますのでティースプーンで大山いっぱいおよそ3gを目安にしてください。 point3水を強火で沸かし、沸騰直後の100℃でいきおいのよい熱湯をつかいます。 なぜ100℃の熱湯を使うかというと紅茶のおいしさはタンニンという成分にあるからです。
タンニンは80℃以上になると段階的によく解け出ますので、紅茶には熱湯が必要なのです。 point4茶葉は充分に蒸らすこと。細かい葉で2分半から3分 大きい茶葉で4分以上を一応の目安にしてください。使用する茶葉の品質やサイズ、分量によっても変わりますし水質でも変わってきます。出来上がりの味と香りをご自分でたしかめ、蒸らし時間を長くしたり短くしたりして調整してください。
この4つのポイントさえ抑えていただければどなたでも美味しい紅茶が召し上がれます。是非お試しください!
★ゴールデンルールの起源は?★
イギリス・ヴィクトリア時代の料理研究家、イザベラ・メアリー・ビートン夫人の書いた有名な料理バイブル「ビートン夫人の家政書」(1861年)の中で、紅茶の入れ方について述べているのですが。これがゴールデンルールの基礎になっています。
次は紅茶のバリエーションです!
牛乳だけで作る場合と牛乳とお湯半々で作る
場合がありますがお好みで結構です。
今回は半々で作る場合をご紹介!
◆用意するもの
手鍋/ポット/ティーカップ/牛乳/茶葉/茶こし
◆作り方
【1】 まず濃い紅茶を作ります。
ポットに紅茶の葉を8~9g(ティースプーン山盛り3杯)を入れ、沸騰直後の熱湯200ccを注ぎフタをして4分蒸らす。
【2】 別に小鍋でミルク200ccをあたため沸騰直前でとめ、茶葉を漉した濃い紅茶とあわせます。
【3】温めたティーカップに注ぎ分ける。 香り高いロイヤルミルクティーの出来上がり!
★MEMO★
なぜ牛乳に茶葉を入れないかというと、牛乳にはカゼインが含まれていて、それがカプセル状に茶葉をくるむため紅茶の成分が溶け出しにくくなるので、このように濃い目の紅茶を作ることをオススメします。
*この不思議な形のカップはmustache cup(口ひげカップ)といって19世紀のイギリスの紳士たちが、「口ひげにミルクティーがつかないように」と考えられて発明されたティーカップです。
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☆風邪に効く!ジンジャーティーの作り方
☆紅茶の気になる効能について!
必見です★