ラーメンのブームは終わった、などという声も聞かれるが新店は今まで同様、もしくはそれ以上に誕生している。そんな中で、お薦めできる新店でまだ紹介してなかった店を6軒まとめてみた。

※データは2007年8月実食当時のものなので変更になっている場合もあるのでご了承ください。

懐かしの中華そば 賓むら@秋葉原(2月17日オープン)

賓むら
 ▲醤油らーめん 650円
秋葉原からちょっと離れた場所にあり、店内はレトロな感じ。最近こういうタイプが増えてきたので食べる前はどうかな?と心配だったが「懐かしの」というコンセプトのラーメンに私は見事はまった。新店なのに懐かしいだけだと逆に寂しいモノだが、油の使い方や魚介の効かせ方、チャーシューの旨さなど、今の人にも受ける要素が多分にある。私は醤油ラーメンを食べてその旨さに驚いて、塩も頼んでしまったほどである。細麺の縮れ具合も良かった。店内で公にはしていないが味のベースは半世紀前から存在し、最近では臨時休業が多くて幻の店、と言われている店の味を受け継いでいるらしい。

麺や七彩@都立家政(2月27日オープン)

七彩
 ▲ちゃーしゅーめん中盛(160g) 920円
この店は新店だが、大リーグのイチローや松坂が新人?と言われていたのと似ている。二人共に前の店で素晴らしい実績があるのだ。しかしながら、前の店の味を持ってくるのではなく、喜多方ラーメンという、都内ではどちらかと言えば地味なラーメンにチャレンジしたところに驚いた。しかも無化調で。どうしてまた喜多方ラーメンなんですか?と聞いたら「どうしても喜多方ラーメンをやってみたかった」とのこと。麺は埼玉県産の小麦粉を二種使った自家製麺で、かんすいを控え目にしてうどん風に仕上げたもの。メンマの替わりに芋がらを使っているのは前の店から引き継いでいる。開店当初はメニューも絞っていて、それにもびっくり。しかし、徐々に本領を発揮し、夏には冷やしだけで7種類(七彩)を出してしまうという荒技も発揮。まだまだ話題が途切れそうにない注目店だ。


中華そば・つけめん 甲斐@久我山(3月18日オープン)

甲斐
 ▲中華そば 600円
スープを一口飲んで「これは完食完飲間違いなし」と思うことはそんなに無い。しかし、この店ではそうだった。私の琴線に触れるスープなのだ。荻窪の春木屋出身とは聞いていたが真似ではなく、出自を遠くに感じる程度。和風ダシを効かせたスープに、固いくらいの自家製麺が妙に合っていてはまる。チャーシューはスモーキーで旨い。ブログなどを眺めてみると中華そば派とつけめん派とに分かれているが、確かに意見が分かれるほどにどちらもウマイ。流行りのトレンドを追うのではなく、昔の良さを受け継ぎながら今でも受ける味を作ったのはすごい。