ラーメン/関東のラーメン

イツワ製麺所食堂@横須賀

最近、横須賀のラーメンが熱い。その話題の1軒がここだ。外観のわかりにくさや店内の異国感、そして個性的なラーメン。都内から駆け付けてみる価値有りの1軒といえる。

大崎 裕史

執筆者:大崎 裕史

ラーメンガイド

元小泉総理や窪塚洋介の出身地として最近はよく名前が出てきた「横須賀」。少し前だとhide(元XJapan)、もっと遡ると「横須賀ストーリー」を歌った山口百恵を輩出した街である。人口は40万人を超え(こんなに多いとは知らなかった)、なんと我が会津若松市(私はその隣町出身なのだが)と友好関係を結んでいるらしい(これまた知らなかった)。

そして「横須賀」という街は都内の人からするとかなり遠いように思われている。いや、実際に私もそう思っていた。ところが品川から京浜急行の快特で40分ちょっとで行けるのである。そして、この快特は10分に1本くらい出ているのだ。

そんな横須賀ではあるが、ラーメンについて少々ホットになっている。そんな横須賀のラーメン紹介してみたい。

外観からじゃわからない店

イツワ製麺所
紛れもなくこれが「イツワ製麺所食堂」の外観なのだ!
しかしまぁ~こんな外観のお店が商売として成り立つものなのか。もっとも「外観がわからない店」として売り出せば、少しは話題になってお客さんも増えるかも。


イツワ製麺所
表からの唯一の目印がこれ!かなり小さい。
「外観からはわからない店」という戦略でこういう外観にしたのかどうかわからないが、知ってて行ったのに戸惑ってしまうほどのわかりにくさ。でも、この表札?を見つけて、「ここで間違いない」と思って入ってみた。ここだけの話だが、実は我々は一度この近くの違う土地へ足を踏み入れてしまうという失態をしでかした。「わかりにくい」という情報を先に仕入れていたためにとんでもない場所を探してしまったのだ。

店主は横須賀界隈で実績のある人

イツワ製麺所
これが店内。さしずめアジアンリゾートのテラス?
実は横須賀界隈には「一喜グループ」(一喜@三浦市・喜八(閉店)・塩や)という個性的なラーメン店があり、いずれも感動・感心する店である。それらをプロデュースしたのが樋田幸二氏。そして彼の次なる仕掛けがこの「イツワ製麺所食堂」というわけなのだ。


イツワ製麺所
つけめん 690円
つけ麺690円(250g太麺)を注文。ちなみに250g、300g、350gとも同じ値段。私が頼んだのは太麺(そんなに太くはない)で細麺も実にうまい。細麺の方が旨い、という人も居たくらい。

つけ麺はややアジアンテイストであまり他にはないつけ汁。単純な甘辛酸でもないし、もろアジアンでもない。エスニック風味で少し酸味が利いて、少しピリ辛で、背脂が入っているしっかりしたつけ麺の汁。ちゃんとダシは出てるし、旨味も十分。それでいて化学調味料未使用。無添加の自家製麺も独特で実に旨い。スープ割りは和風ダシかな。

複数で行ったので他のメニューも少しずつ食べさせてもらったが、どれも旨い。今度は一人で行って4杯食べたいと思ったほどだ。


<店データ>
■イツワ製麺所食堂
所在地:横須賀市森崎1-1-9
電話: 046-835-9812
営業時間:11:30-14:30
定休日:月曜
地図:Yahoo!地図情報

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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