forMタイアップ食の連載「東京風景、街角の味」 Vol.23
今回私たちが紹介させていただく街は「浅草」。

「浅草」にはいろんな青春が染み込んでいる。

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▲今は「ROCKZA」などと格好良い英字のロゴになっているが昔は違った。
私が17歳で上京して、最初にやったことは「有名な街」を散策することである。日本各地への高速移動化が実現しつつある今でさえ、私の田舎(会津)に帰るのには4時間近くかかる。そんな田舎町育ちの私にとって、テレビで良く聞く「地名」は憧れであった。当然「浅草」もそんな憧れの街であった。

浅草駅に着いて、まず目指したのは「六区」である。写真のロック座を始めとして、いろんなレジャーが集まった商店街だったのだ。その中でも高校の同級生と最初に足を運んだのは、ロック座である。コント55号やビートたけしが下積み時代に出演していたフランス座もある。ここから先は、多くは語れない。まぁ、昔の話だし。(笑)

映画も見た。浅草演芸ホールで落語も聞いた。「花やしき」にも行った。大晦日には浅草国際劇場で「オールナイトロックフェスティバル」(1976~77)を見たこともある。どんなメンバーが出演していたのか調べてみた。ジョニー大倉 with 内海利勝、バウワウ、クリエイション、金子マリ&バックスバニー、パンタ&セカンド、ダウンタウンブギウギバンド、ハルヲフォン、紫、コスモスファクトリー、CHAR GROUP、相原誠 & B.B、内田裕也&1815 Super R.R.B。内田裕也しか記憶になかったが、今思うと素晴らしいメンバーだったようだ。

そんなに頻繁に通った街ではないのだが、思い起こせば、いろんな経験をした街であり、いろんな思い出が浮かんでくるものである。


「浅草」にはラーメン店が多い

このシリーズ、久々に「店の選択に迷う街」が登場してきた。マスコミなどで“激戦区”として紹介されることは少ないが、私は結構な激戦区だと思っている。パッと思い浮かべただけで10軒は出てくる。実際に下記の3軒も“紹介候補”の店であった。

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▲煮干しが効いた和風醤油味の「与ろゐ屋」
煮干しがかなり効いており、すっきり和風の醤油味で自家製の平打ち麺を使用している。昔から結構好きで、最近は年に1~2回だが、浅草では実は一番食べている店だ。ざるらーめんや大ぶり餃子も好きだ。ギリギリまでこの店を紹介しようとしていたが、ちょっと気が変わってしまった。でも、外観だけは紹介しようと撮影していたら、店内から店主が出てきて私に気が付いてしまった(笑)。「柚子切り塩らーめん出たから食べて行ってよ~」と言われてしまった。数日前に出たばかりらしい。でも、この日は辞退させていただいた。今度また来ます。
店名:与ろゐ屋  
住所: 台東区浅草1-36-7  TEL: 03-3845-4618 
営業時間: 11:00-20:30  休日: 無休 
メニュー: 名代ラーメン650 ざるラーメン650 チャーシューメン900


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▲中華料理店だが懐かしい中華そばを食べられる「江戸豊」
地味な中華料理店だが昔懐かしいシンプルな鶏ガラベースのラーメン。古いのにあまり雑誌などには出てこないので、そんなに知られてない店だし、浅草っぽくていいかな、とも思ったがここも今回は見送りとした。
店名:江戸豊  
住所: 台東区浅草1-32-6  TEL: 03-3844-6855 
営業時間: 11:00-18:30  休日: 水曜 
メニュー: 中華そば530 野菜中華そば680 カレー中華そば630


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▲浅草の老舗で自家製麺が旨い「来集軒」。
「浅草」と言われて最初に浮かんだのは、実はここである。老舗ながら、いまだに街の人に愛されている店。他の地区のラーメン店主でもこの店の味が好きな人は少なくない。
店名:来集軒  
住所: 台東区西浅草2-26-3  TEL: 03-3844-7409 
営業時間: 12:00-19:00  休日: 火曜 
メニュー: ラーメン550、ミソラーメン750、チャーシューメン900


しかしながら、オールアバウト的に、そして私なりにこの連載に掲載する店として、上記3軒ではなく他の店を選択することにした。選んだ店はちょっと違和感があるかもしれないが、私はそこで食べた時に“浅草”を感じ、そして今回再訪して改めて、浅草らしい店だと思ったのである。その店は次のページで紹介する。