ラーメンというのはある意味、特殊な業種なのであろう。今回、三つの短編コラムを書いたが他の飲食業にはあまり当てはまらない記事だと思う。なぜ「ラーメンだけが?」と思う。これもまたラーメンが「面白い」ひとつなのかもしれないが・・・。

■「スープ切れ終了」という営業時間


▲これだと何時頃までやってるのかわからない。
10年前には余り聞かなかった言葉の一つに営業時間における「スープ切れ終了」というのがある。ラーメン店はスープにかなりの時間と手間をかけている。だから残すのはもったいない。毎日出る量を見込んで、その量を作り、それが無くなったらその日は終わり。こういう考え方はおかしくないし、それが効率的だと思う。ところが「11時~スープ切れ終了」と書かれては、いったい何時までやっているのかさっぱり見当が付かない。午後2時くらいでなくなるのか、夕方なのか、夜なのか。電車に乗っていく場合など、遅めの時間は恐くて足を運べない。「11時~20時※スープ切れ終了」というように目安の時間を表記した上で書くのが客への気づかいだと思う。先日岡山で「営業時間はスープ出来次第~スープ終了まで」というのを見つけたがさすがにこれには笑ってしまった。

■営業時間の告知は約束ごと


▲開店時間前に開いてることが多い中野の「青葉」
「青葉」(中野)や「べんてん」は人気店で開店前に数十人の行列ができる。しかし、この二軒は営業時間より早く開けることが少なくない。むしろ、「青葉」は公表している営業開始時間より早く開いてる方が多いくらいだ。これは大変ありがたい。早く開けることに対して不満を持つ人は少ないだろう。待つ時間も少なくなるわけだし。しかし、たまに行列店で開店時間が遅れることがある。これはなんとかならないものだろうか?仮に10分遅れだったとしよう。30人並んでいたとしたら30人×10分=300分の無駄、損失である。それと遅れる場合はそれなりの説明も一言欲しいものである。それ以上に悲しいのは、上のコラムと若干かぶるが並んでいたのに売り切れ終了などで食べられない場合である。最近はさすがにそういう話は少なくなったが、一時期結構頻発した。

■味付玉子とお店の気づかい


▲私も好きでよく頼む「味付玉子」
最近「味付玉子」はトッピングの標準メニューになりつつある。基本メニューのラーメンに最初から1/2個入ってるお店も少なくない。お店にしてみれば、味玉に自信があり、多くの人に食べていただこうという気持ちだったり、見た目の豪華さを狙ったり、サービスだったり、理由はいろいろだろう。それはそれでいいと思うし、大変ありがたいことだ。しかし、メニューに表記しておくなり、食券器に写真を付けるなりしてわかるようにして欲しい。あるいは注文の際に「最初から1/2個入っている」と一言添えて欲しいものである。味玉好きは初訪問でもそれを頼むことが多く、初めてだから1/2個入ってることを知らない。ラーメンが出来上がって、1/2の味玉が3個のっかって出てきて驚くことになるのだ。私もそれを何度やってしまったことか。
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