何で今頃、という紹介になってしまうが、その理由は最近食べに行ったばかりだから、ということになる。1996年4月からフジテレビ系列で放送された高視聴率ドラマ「ロングバケーション」。その中でよくラーメンを食べるシーンが登場した。それがこの店である。
何でこの店なんだろう?というのは、監督にしかわからないと思う。ホントに普通の、いやかなり昔ながらの中華料理店だからだ。麺類が数種類と○○ライスというご飯物が数種類。単品でおかずが数種類。
放映時及び放映後は、ファンで行列もできたという話を聞く。最近は、もう忘れ去られているとは思うが、昼時は近くのサラリーマンやOLなどで満席である。狭い店ではあるがカウンター8席、テーブル4卓あるから、これが満席ということは24人ほどが食べに来ているわけだ。何が人気、というわけでもなく、みんないろんなものを注文している。
私は初めてなので中華そば450円を注文。都内のラーメン単価が600-700円の今ではかなり安い設定だ。メンマとチャーシューは普通だが、なると海苔が付いているとなんとなく懐かしく感じるモノだ。ビジュアル的にも「昔ながら」の表情をしている。味わいも同じく「昔ながら」の鶏ガラ醤油味。今風のラーメン好きにはとてもお薦めできない。この外観、この内装、この雰囲気で食べるこの値段のこのラーメンだからこそ、成り立つラーメン。監督もそんなところに惹かれたのかな?決してこのお店を偶像化するつもりはないのですが・・・。
他のメニューは塩ラーメン500円、もやしそば600円、五目そば750円など。気になったのがカレーそば450円というメニュー。中華そばと同じ値段でどんなものが出てくるのだろう?次行くことがあれば、ぜひともこの「カレーそば」を食べてみたい。
【DATA】店名:萬金(まんきん) 最寄駅: 新富町 住所: 中央区入船3-4-2 TEL: 03-3551-0181 営業時間: 11:00-15:00、17:00-21:00 休日: 土日祝 メニュー: 中華そば450 塩ラーメン500 モヤシそば700 五目そば750 タンメン700 他多数
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