ラーメン/九州のラーメン

ラーメン店の二代目が人生の岐路に立ち大きな決断を 【ラーメン人生】二代目の決断!(2ページ目)

ラーメン店の二代目が人生の岐路に立ち、大きな決断をする。その決断が正解だったかどうかは、まだ誰にも決められない。

大崎 裕史

執筆者:大崎 裕史

ラーメンガイド


 
“昔ながら”との共存を選んだ「一番・胤暢番」
小田急線梅ヶ丘駅北口を出るとその店は目の前にありました。見ると白地の暖簾に赤文字で「一番・胤暢番」と書いてあります。なんと読むのか聞いたら、「いちばん・いちばん」だそうで。この暖簾は白河の「とら食堂」からの寄贈で、暖簾にそのように書いてあります。それもあってか、外観はオーラを放ってました。いや、放っているように思いました。

その暖簾をくぐって、店内に入ると・・・あれ?間違えたかな?ともう一回、外に出たくなるような店内の雰囲気。7-8人がみんな飲んでます。接客はおばあちゃん。厨房には、おじいちゃんとおじさんと若い人。昔ながらの「仕事帰りにちょっと飲んで締めにラーメン」という店の雰囲気。

2002/2/5リニュアルオープンしたようですが内装は変わってないようです。メニューと外観が変わったくらい。常連と思われるお客さんはタバコを吸いながら単品を注文して酒を飲んでます。そういうお店としての雰囲気はいいです。ちょっと若い二代目?店主が浮いてますが・・・。

私が頼んだのは、手打ち中華そば600円。毎朝、その若店主が麺を打ってるようです。丼が前のモノを使っているのか、白河中華には珍しい、というか不似合いな丼。でも、スープは鶏が効いたもので麺は白河中華特有の手打ち。ちょっと食感が違うようでしたが、なかなかの出来です。焼豚がまた見事に旨い。こんなに旨いなら「炭火焼き 焼豚丼」380円も旨いだろうなぁ。

このあたりで店名及び暖簾に書かれた二つの「いちばん」の意味がわかりかけてきたような・・・。もしかして、初代と二代目の意見が食い違っているのでは?白河中華を中心にやっていきたい二代目と、今までのように常連も大事にしていきたい初代。麺メニューは二代目が担当し、常連用の単品は初代が作り、会話も初代。複雑な事情が垣間見れた「白河中華」でした。(なお、この内容は取材をしたものではなく、食べに行ったときの状況から私が想像したものです。)

【DATA】店名:白河中華そば 一番・胤暢番 最寄駅: 梅ヶ丘 住所: 東京都世田谷区梅丘1-32-8 北口出て、目の前 TEL: 03-3425-4642 営業時間: 11:30-15:00、17:00-21:00  休日: 無休 メニュー: 梅ヶ丘タンメン650 中華そば600 つけめん700 焼豚麺 
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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