TVで一度は見たことがあるかもしれませんが、これがまさに“目の前のラーメンに火柱が立った瞬間”の写真です。「ラーメン店で火柱が立つ」というのを目の当たりにできるのは、おそらく日本でもここだけでしょう。
店の名は「めん馬鹿一代」。京都は上京区にあります。この「ねぎラーメン」が有名でほとんどの人がこれを注文します。このラーメンはカウンターでしか食べられません。行列にも関わらず、テーブル席が空いているのは、こういう理由だからです。この「ねぎラーメン」以外のメニューを食べる人は、テーブル席なので並んでいても先に座れます(※裏技)。
「ねぎラーメン」を頼んで順番が来るとカウンターに座り、紙エプロンを渡されます。それを装備して、出来上がりを待ちます。スープを入れた丼に尾道の有名な製麺所から送ってもらっている麺を茹でて入れ、一面にねぎを浮かすためにチャーシューを敷きます(なので、ねぎラーメンと言いつつもチャーシューたっぷりです)。そのチャーシューの上にチャーシューが見えなくなるくらいのネギを投入。それで盛り付けが完成。それが目の前に置かれると・・・。
『手を後ろに回してぇ~、足を踏ん張ってぇ~、椅子からは立たないでくださぁ~い、大きな声を上げないよぉ~に、女性の方は悲鳴を上げないよぉ~に』などと店主からの注意事項を聞かされます。「ラーメンを食うのに、なぜこんなに緊張しなければならないの?」と思うくらいドキドキします。そして、ラーメンの上に熱した油を振りかけると・・・・。
ある時は、上の写真のように炎が立ち上ります(煙だけで終わる場合も多いです)。そして、油がパチパチとそこら中に飛び散ります。一段落して、ようやく食べることができます。ねぎが油で熱せられているのでなかなか香ばしい。豚骨・鶏ガラベースの醤油味にニンニクが効いていて、パフォーマンスだけではなく、味の方でも十分堪能できます。
京都名物。一度は足を運んでみては、いかがでしょう?※カップルで行った場合に、片方が他のメニューを頼んでしまうと別々に座ることになるので、できたら同じ「ねぎラーメン」を頼んで一緒に楽しみましょう。
【DATA】店名:めん馬鹿一代 住所:京都府京都市上京区丸太町智恵光院東入ル南側 TEL:075-812-5818 営業時間:12:00-14:00、18:00-3:00 休日:無休 メニュー:ネギラーメン950、ラーメン580、他