マックのようにチェーン展開「ヤクン・カヤ・トースト」
「ファーイーストクエア」前の「ヤクン・カヤ・トースト」外観 |
ラッフルズ地区のショッピングモール「ファーイーストクエア」前にある、「ヤクン・カヤ・トースト」。シンガポール市内でも、約30店舗を展開する、カヤジャムをぬったトーストのお店です。
積み上げられて出てくるカヤ・トースト |
カヤジャムとは、東南アジアで料理やお菓子によく使われる、パンダンリーフという香り付けの葉と、卵、ココナッツミルク、砂糖で作られるクリーミーなジャム。たとえがわかりづらいかもしれませんが、フタバ食品のアイスクリーム「里のくり」に、味わいがちょっと似ています。
こちらのこだわりは、防腐剤、着色料、添加物が完全不使用であること。また、卵も、契約農場から毎日届けられる低コレステロールの特別卵を使用しています。
半熟卵とコンデンスミルク入りのコーヒーをセット
カヤジャムとバターがぬられたトースト |
このカヤジャムとバターが、炭火でこんがりときつね色に焼いた薄い麦芽パンにぬられて出てくるのが一般的ですが、温泉卵ようなとろとろの半熟卵とセットにするのも、ブレックファーストでは定番。添えられるのは、甘い醤油と胡椒。これに、コンデンスミルクたっぷりのコーヒーを頼みます。
コンデンスミルク入りなので、とっても甘いコーヒー |
この「カヤ・トースト」は、もともと畑で働く人の食べ物だったそうで、重労働の疲れを癒すため、甘さもひとしお。なので、軽そうに見えて、お腹にたまるため、積み上げて出てくるトーストの半分を、カヤジャムの代わりにシュガーにしてもらうのがお勧め。飽きずに食べられます。
「ラオパサ(屋台村)で最も礼儀正しい店」も受賞
甘い醤油は微妙でしたが、胡椒をかければいつもの味 |
また、これらは、それぞれ単体でのテイクアウトもOK。10時や15時のブレイクタイムには、コーヒーだけ楽しみに来る男性の姿も、けっこう見られました。
創始者は、中国・海南島出身のロイ・アクーン氏。1926年、15才で単身シンガポールへ渡り、コーヒーショップの見習い従業員としてスタート。その後、独立し、1944年の結婚。奥さんが作ったカヤジャムとご自身が考案した炭火焼コーヒーが評判となり、「ラオパサ(屋台村)で最も礼儀正しい店」という賞も受賞。
現在は、インドネシア、台湾、韓国、フィリピン、ベトナムにも支店を持ち、2006年10月には、東京「ららぽーと豊洲」にもオープンしています。
ヤクン・カヤ・トースト 公式HP(英語)
ららぽーと豊洲 ヤクン・カヤ・トースト HP
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シンガポールガイドサイト
シンガポール政府観光局 公式HP
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