圧巻の存在感!岡本太郎氏作の巨大暖炉
窓いっぱいに広がる緑の絵画も、秋は美しい紅葉に! |
「奥入瀬渓流ホテル」のエントランスを入り、最初に目にするのが、ロビーラウンジにある巨大暖炉。この高さ8.5メートル、重さ5トンもあるブロンズ製の暖炉は、ラウンジと同名の「森の神話」という作品。
岡本太郎氏のサイン入り巨大暖炉 |
作者は、あの岡本太郎氏。描かれているのは、奥入瀬の森のけものや虫、鳥、木の精、キノコなどの妖精。そのほのぼのとしたデザインは、平成3年4月の設置以来、訪れたゲストを癒す、優しい時間を運んでいます。
昨年デビューで今年2代目「幸福林檎のミルフィーユ」
カスタードクリームの甘さが控え目なので、いくらでも入りそう! |
この暖炉を眺めるラウンジの人気スイーツが、ホテルパティシエのオリジナル「幸福林檎のミルフィーユ(1,000円)」と「りんごのクリスタル(800円)」。
「幸せになりますように」という願いが込められているという「幸福林檎のミルフィーユ」は、上質で糖度が高いと言われる青森りんご「津軽ふじ」と、バニラシュガーをふり、こんがりと焼き上げたパイを、幾重にも重ねたもの。
サクッという音を聞きながら、ナイフを入れると、パイの間から押し出されるように姿を見せるのは、生クリームを混ぜたまろやかなカスタードクリーム。
待ちきれないように、急いでひと口頬張ると、クリームがとろけてゆく中に、林檎の甘味と酸味が広がり、なんともさわやか。ここにミントの蜂蜜ソースと、トップに飾られたパリパリのりんごチップが加わり、自然な甘さを一層引き立てます。
14時間もかけてチップを作る「りんごのクリスタル」
香り高いのは、アイスクリームに入れたりんごのブランデーのせい |
「りんごのクリスタル」は、りんごの王様と言われる青森県産「ふじ」をパリパリに焼き上げ、りんごのブランデーを入れたアイスクリームに、羽のようにはさみ込んだもの。
このりんごチップ、簡単そうに見えますが、実は14時間もかけて仕上げる、試行錯誤のシロモノだそう。りんごが酸化して黒くなるのを防ぐため、低温でじっくり焼き上げます。
りんごらしさを出すのは、トップに飾られた、県産りんご「紅玉」のピューレが入ったカスタードクリームと、茎に見立てたチョコスティック、葉っぱのかわりのミント。アイスにブランデーが入っているせいか、りんごの香りをことに感じる繊細なひと品です。
「森の神話」の季節限定新作スイーツ「森のアップルパイ」 |
また、10月10日から11月下旬までは、「森のアップルパイ(800円)」もお目見え。カスタードクリームとシナモンの香り豊かなアップルパイに添えられているのは、リンゴのピューレを混ぜたホイップククリーム。その優しい味わいの中で、森を表現した栗のソースとクルミが、香ばしい秋の味覚を盛り上げます。
自らミルで豆を挽く、南八甲田湧水コーヒー
左下:コーヒーはティーサーバーで運ばれてきます! |
楽しいアイデアなのが、南八甲田湧水で淹れるコーヒーを頼むと、豆を自分で挽かせてもらえること。普段からミルを使い慣れている人はさておき、そうではない私のような人は、ゴリゴリという豆を挽く音に、飲む前から深い味わいを感じられるはず。ゆっくり流れる時間を自ら演出することで、おいしさも一段と増すものです。
右上:ミントを基調とした5種類のハーブティー |
また、こちらでは、レモングラスを基調とした4種類のハーブと、ミントを基調とした5種類のハーブをブレンドしたお茶も用意(各800円)。ハーブは、アラン・デュカス氏のレストラン「ベージュ東京」でも使われる、大西ハーブ農園産。青森を代表する、北緯40度の無農薬ハーブです。
奥入瀬渓流の魅力を引き出すオリジナルの小菓子 |
飲み物全般についてくるのが、「奥入瀬渓流ホテル」特製の「苔涼し」。これは、苔が生えているのが特徴の奥入瀬渓流の石を模した小菓子。クルミに抹茶をまぶしているため、香ばしさと苦味が同時に広がります。1袋750円で、ホテル内の売店でも販売中です。
ラウンジ 森の神話 HP