部位名付きのもとぶ牛は、美味しさ倍増!
焼く前に見せていただける部位名付きの「もとぶ牛」。 |
2Fの鉄板焼カウンターのディナーコースは、「六本木 Course(6,500円)」「もとぶ Course(8,500円)」「An Course(13,000円)」の3種類。お値段が高くなるほど、メインの「もとぶ牛」の種類が、3つ、4つ、5つと増えていきます。
でも、種類が増えるほど、お肉の部位は、わかりにくいもの。わからずに食べても、もちろんおいしいものはおいしいですが、できるなら、わかりながら食べた方が、食べた実感がわくというもの。
その点、こちらでは、焼く前に、部位名の札を添えたお肉を見せに来てくれるので、わかりやすくて楽しい。今回は、8,500円のコースだったので、4種類。この日、お勧め部位として、ザブトン、三角バラ、シンシン、上ミノが出ました。
ザブトン、シンシンって、どの部位?
焼野菜とともにサービスされるもとぶ牛(通常、焼いた後は札はありません。今回は撮影用に付けていただきました)。 |
ちなみに、出てきた部位を説明すると、ザブトンは、刺身にもされるほどやわらかい、霜降りの肩ロース。三角バラは、特上カルビとしても提供される、霜降りの肩バラ。シンシンは、最高部位とも言われるやわらかい赤身のモモ肉。上ミノは、4つある胃のうちのコリコリした一番目の胃。
三角バラの脂身もかなり美味しかったですが、一番気に入ったのは、やはり、ザブトン。サシが緻密なのは一目瞭然ですが、口の中でとろける感じは、もう想像以上です。
メインは、この「もとぶ牛の鉄板焼」と、1ページ目でご紹介した「もとぶ牛100%フォアグラハンバーグ」のどちらかを、選べるスタイル。この日は、一緒に食事をした女性と、ひとつずつ選び、どちらも分けていただきました。
目の前で注ぐ、ソフトクリームみたいなスープ。
カリフラワーのスープ。 |
次に美味しかったのは、「今月のスープ」。目の前で注がれるソフトクリームみたいなスープは、エスプーマしたカリフラワー。ふわっとやわらかいのに、味は塩がけっこう強めで、その強弱と冷たさに誘われ、冷気で白くなったグラスが、あっという間にカラになってゆきます。
夏の間は、ビシソワーズや新玉葱とニンニクのスープなどが出ることもあるそうですが、9月以降の秋からは、温かいスープを試作中とのこと。
素朴な卵焼き、だけど、中身は高級もとぶ牛のスジ肉。
シェフが卵をくるくるっと巻いていく様子も、目の前で眺められます。 |
また、特別に追加した「もとぶ牛スジ入り“ふんわりオムレツ”(1,000円)」は、山椒の実がよく効いたひと品。ふわっふわと言うよりは、素朴な卵焼き風。巻き込んである牛すじは、もちろん、もとぶ牛です。
次ページでは、デザートと急に客足を伸ばした「打ち出の小槌」を
ご紹介します!
※上記すべて取材時(2009年8月)の情報・価格です。