看板ケーキは、「ジェルボー セレート」!
個人的に一番気に入った「ドボッシュトルタ」。生地はもちもち。 |
「ジェルボー」のお菓子の特徴は、生地にイーストを使うこと。これにより、パンのような存在感のある食感と豊かな甘みを出しています。
そのひとつが、「ドボッシュトルタ」。ひと口いただいてみると、生地がすごい弾力。口の中で押し返してくるのを感じます。それは、もちもちのパンさながら。フォークで押しても、ふわっと浮いてくる感じです。
左:看板ケーキ「ジェルボー セレート」。 |
また、看板商品は、「ジェルボー セレート(600円)」。クルミとアプリコットを挟んだケーキです。
この他、クルミ入りの生地とバニラクリームが層になった「エステルハージートルタ(600円)」、チョコレートとチョコレートの生地が層になった「ジェルボートルタ(700円)」の3種類をいただいてみたのですが、新鮮だったのは、それぞれの食感が全く異なること。
フォークで割ろうとすると、ガッとひとかけらが砕けそうな、固めのクッキー生地のようなもの、「ミモザ」のようにふわっふわのもの、ちょうどその間のものと3種3様。
現在、日本で展開しているパティスリーのケーキも、確かにバラエティーには富んでいますが、ケーキごとの食感がここまで違うのは、かなり興味をかき立てられます。
クレープの原型や東京本店開発のモダンなケーキも用意。
「ジェルボー」本店内観。 |
また、この他、「ベイグリ」というハンガリーの伝統菓子をはじめ焼き菓子と、日本オリジナルのチョコレートを中心に、アイテムは約80種類。店内でしかいただけないメニューとして、クレープの原型と称され、ハンガリー国内外でも有名な「パラチンタ」や、東京本店開発のモダンスタイルのケーキも用意されています。
ドリンクの定番は、本店と同じコーヒー豆を使用した「ブレンドコーヒー」。その他、オレンジリキュールが入った「マリアテレジア」、アプリコットリキュール入りで、オーストリア・ハンガリー帝国の皇妃エリザベートの愛称「シシー」からとった「シシーカフェ」など、古き良きハンガリーを想わせるメニューも揃えられています。
次ページでは、「ジェルボー」のグッズとシェフインタビューをご紹介します!