今年最後の大物「アクアヴィット」東京店!
外苑前駅直結「青山OM-SQUARE」内にある、「AQUAVIT(アクアヴィット)」東京店外観。 |
水をたたえた樹木の向こう。その水鏡と同じ円を描き、広がる、ガラス張りの一棟建て。その入口に近づくほど、脳裏を占拠するのは、このレストランが“今年最後の大物”であるという予感。
それが確信に変わるのは、キレのいい内装を目にした瞬間です。
ここは、2008年10月7日、日本初上陸を果たした、モダン・スカンジナヴィアン・ダイニング。N.Y.ミッドタウン本店、スウェーデン・ストックホルム店に続く、世界3店目の「アクアヴィット」東京店です。
緻密な計算が新鮮さを運ぶ北欧デザインのマジック。
北欧の蒸留酒「アクアヴィット」の向こうは、セイシェル諸島で撮影した「Chord Series」が飾られたダイニング。 |
店内は大きく分けると、ダイニングとバーラウンジというシンプルな構成ながら、魅了されるのは、見える角度のおもしろさ。座る席によって、いや、それこそ首を右左に振るだけでも、別のレストランへ来たような錯覚さえ覚えるのです。
インテリアは、北欧デザインの黄金期、1950年~60年代にデザインされたアイテムが中心。奥に飾られているのは、ヴェルナー・パントン氏作のラグマット。 |
それはきっと、絵やインテリアの配置が緻密に計算されているから。でも、それが嫌味ではなく、新鮮かつ居心地がいいと感じるのは、機能性と温もりを兼ね備えた、北欧モダンデザインのマジック。その酔いは、店内中央に飾られた、北欧の蒸留酒「アクアヴィット」を通して見るせいだけではないでしょう。
再現されるのは、N.Y.店の食と空間のラグジュアリー。
シックな装いのダイニング窓側席。 |
この内装を来日早々絶賛したのが、20年間、N.Y.で人気を博す「アクアヴィット」のスターシェフ、マーカス・サミュエルソン氏。「N.Y.店のラグジュアリーさが、青山のこの地(外苑前駅直結「青山OM-SQUARE」内)でしっかりと再現されている」。
体をすっぽり包み込むラウンジのエッグチェアー(アルネ・ヤコブセン氏デザイン)。座り心地の良さは他に類を見ないほど。 |
そんな力強いお墨付きは、何も有機的な食空間のみならず。ここで供される“モダン・スカンジナヴィアン・キュイジーヌ”なくしては、「アクアヴィット」を語ることなどできません。
では、“モダン・スカンジナヴィアン・キュイジーヌ”とは、いったいどんなひと皿なのでしょう?
次ページでは、プリフィクスで選べる前菜、メイン、デザートを一挙ご紹介します!