2008年4月18日OPENのミルクスタンド&カフェ!
「モトヤマ ミルク・バー」入口の牛のオブジェ。名前は、ホルちゃん。遠く北海道八雲の「元山牧場」より運ばれてきました。 |
約70のショップ&レストランのNEW OPEN、リニューアルOPENが進む、今春5周年の「六本木ヒルズ」。その一店として2008年4月18日にOPENしたのが、ミルクスタンドとカフェを融合した「MOTOYAMA MILK BAR(モトヤマ ミルク・バー)」です。
酪農発祥地から届く、100年の歴史を持つ牛乳。
店名の「MOTOYAMA」は、北海道八雲にある「元山牧場」の「MOTOYAMA」。八雲とは札幌と函館の間の町で、より函館寄りにある酪農発祥地です。そこで100年の歴史を持つのが、この元山牧場。
ここで日々生産されるのは、ノンホモジナイズの牛乳。ホモジナイズとは、牛乳の中の脂肪球と言われる脂肪の粒を、高温・高圧で細かく砕く均質化処理のこと。これを行わない牛乳がノンホモジナイズ牛乳、通称、ノンホモ牛乳と呼ばれます。
このノンホモ牛乳は、より本来の牛乳に近い状態。濃厚そうに見えますが、意外にも飲み心地はさらり。絞りたての甘みが、ぐんぐん口の中に広がります。これを生かしたコーヒー牛乳やソフトクリーム、デザート、食事を楽しめるのが、ここ「モトヤマ ミルク・バー」。
北海道で最古と言われるホームメイドバターも復活!
そのひとつが、ホームメイドバターの販売。「元山牧場」は大正時代にいち早くバター作りを始めたことで、当時から知られていました。それは「八雲バター」として、一時期は横浜にまで出荷し、戦後はGHQの米国人がこぞって購入し、牧場でも珍しく占領下に置かれなったという歴史を持ちます。
その後、日本でもバターの大量生産化が進み、ホームメイドスタイルの「八雲バター」はやむを得ず、昭和30年代に生産を中止していました。それが今回、六本木で復活! レトロなパッケージは、たった1枚だけ残っていた当時のものを、手書きでデザインを起こし直した貴重なものです。
お値段は、1個1,800円。「MOTOYAMA」と刻印された木箱入りは、1個入りが2,300円、2個入りが4,200円。少量生産ですが、バター不足も手伝い、六本木で購入できる希少価値な逸品となることは間違いありません。
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