パティシエ高木インタビュー!
そんなパティシエ高木に、新店「ラ メゾン ドゥ タカギ」を任されるのは、「ル・パティシエ・タカギ」で修行を重ねた安部守シェフ。「性格がとても優しいので、その優しさがお菓子の中にうまく表現できたら」と、パティシエ高木はエールを贈ります。
「掃除も意識して毎日やると疲れる。でも、続けていれば、それはいつか習慣になる。食べ物への興味も同じ。いつも強く興味を持っていると、そのうちいろんなことに気付くようになる。それを習慣にして、たくさんのわからないこと、知らないことを吸収していってほしい」。
それは、第一線で活躍する今日のパティシエ高木も実践していることのひとつ。食事に行った先で気になる食材があれば、すぐスタッフに尋ね、知ろうとするのが自分の一部になっているそう。そのため、どんな時も常に職人目線。「家族からは、プライベートの時くらいゆっくり食事をしてと注意されるのが玉にキズ」と照れ笑いする横顔から、食材へのひたむきな思いが伝わってくるようでした。
「食欲は死ぬまで続くもの。だからこそ、感じ取る心の豊かさを提案していきたい」。それがきっと、お菓子の色合いが優しいと言われるパティシエ高木の「自分らしさ」。
そんなパティシエ高木を、「仕事だけでなく、人生においても最高のお手本」と語るのは、安部シェフ。「高木さんは、お菓子に対しても、部下に対しても、お客様に対しても、とにかく思いが強い人。その熱い人生観は、いつも僕の目標です」。
こんな素敵な信頼関係を垣間見ることができるのも、常日頃の積み重ね。今後の「La maison de TAKAGI(ラ メゾン ドゥ タカギ)」がとても楽しみです。