ドラマで使われる頻度の高いレストラン。
どのドラマにも引っ張りだこなのが、「ロビンズクラブ」「Lawry’s The Prime Rib,Tokyo」「レストラン SYMPOSION」「Q.E.D.CLUB」。まさに、この4強はダントツ! 記念日にも使えるゴージャスで見栄えのするレストランは、やはり撮影にはよく使われる傾向にありますよね。また上記以外では、「カユマニス」「ラフェ・クレール」「T.Y.ハーバーブルワリー」も常連。また、最近ことに使われる頻度が高くなっているのは「花蝶」「cafe serre」。
また、昔からお馴染みでほとんどロケのメッカになっているのが、ご存知「セラン」。ここはKIHACHIグループであるのもさることながら、イチョウ並木の中にあるという立地が大きいよう。TVに映るたび、絵になるなと思います。
また、ホテルのラウンジで飛び抜けて利用率が高いのが、リーガロイヤル早稲田の「ガーデンラウンジ」。ここは、ワイドな窓からの景色が視聴者をぐっと引き付けます。
また以前全盛期で、今も時折見かけるのが、「AOYAMA LAPUTA GARDEN Altomond(アルトモンド)」「CANAL CAFE(カナルカフェ)」「テラスジュレ」「347cafe」「T'SUKI CLUB NYX(ツキクラブニュクス)」。水辺のレストランは、ラブストーリーの多いドラマには、やはり根強い人気のようです。
でも、ドラマによってはよーく見ていると、タクシーを降りたのは六本木ヒルズなのに、実際食事しているのは青山のお店だったりということも。はたまたレストランは入口だけで、店内は別のお店で撮影しているというパターンもあります。
そのひとつが、米倉涼子さん主演の『けものみち』。佐藤浩市さんが経営するホテルとして撮影されたのは「三井ガーデンホテル銀座」でしたが、その窓から佐藤浩市さんが見ていたのは、汐留の「九段一茶庵」からの夜景。
でもこんなフェイントも、登場人物の心情やシチュエーションを考えればこそ。また、レストランとばかり思っていると、『おいしいプロポーズ』の長谷川京子さんのお店のように、実際は美容室だったりすることもあります。
また、「ゲートシティ大崎」や「品川インターシティ」などの大型複合施設は、歩道に自前の椅子やテーブルを持ってきて、オープンカフェのように見せている場合も多々。
なので、ドラマで使われたレストランは、場面の前後のつながりで予想したり、食事のシーンだからレストランと決めつけるのはタブー。個々のシーンごとに、しっかり調べるのがポイントです。
次ページでは、『結婚できない男』に見る登場人物の個性を生かすレストランをご紹介します!