ネットゲームを見つめ直す
もしプレミアムコースのような方式が実現すれば、いくつかの問題点が解決できるのでは!と断言したいのですが、ここまでは予想にすぎない話なので緩和できるのでは?ということにしておきます。
●ネットゲームは時間が掛かる。確かに時間が掛かりますね。気軽にログインして楽しめるようなクエストやらレベル上げの冒険ができるように根本的なゲームシステムも大事です。プレミアムコースは夜しかログインできないのですが他のプレイヤーとの差がバリバリコースよりも開きにくいというのが特徴。他のプレイヤーも夜しかログインできないのだから、自分だけ取り残されてしまうという焦りもあまりない。
●まだネット回線が普及していない時期、ADSLやら光回線など存在しなかった時代をご存じですか? 昔は電話回線を利用したISDN方式でしたが午後11時から定額で利用できるテレホーダイというサービスがありました。当時は、その利用者が多くて午後11時から回線が重くなるという現象が起きていました。自宅にいるのなら家族との食事も終わらせ一家団欒のTV観戦。午後11時辺りが寝る前の趣味の時間としてネットゲーム。いかがでしょうか? 家庭にも優しいプレミアムコース。
●社会問題にまでなっているネット依存症のニュースについてはガイドながら頭が痛い問題であります。24時間いつでも遊べるネットゲーム=バリバリコースよりは、全てのネットゲームがプレミアムコースのような夜型運営はいかがでしょうか? 正直言いまして太陽が高い明るい時間には健全な生活をオススメします。夜しかログインできないプレミアムコースは同じ環境の人が集まりやすい。時間的に限定されたプレイヤーだからこそ、お互いの立場を理解できるかもしれません。
●韓流ゲームで問題のBOT。バリバリコースのようにオープンな時間が長くないプレミアムコースでは、その使用は極端に低い。自分がプレイする時間が夜として限定されることもありBOTの発生率は低いと予想します。一般のプレイヤーが活動を控える時間帯に動いてこそのBOTですから。運営側も、まる1日サーバーを監視することもなくゲーム内を巡回するゲームマスターも夜数時間だけの勤務として集中できる。昼間はメンテナンスやら夜のオープンに向けてテスト稼働を社内で行う。
問題もあるプレミアムコース
全ての人が夜型のプレミアムコースに参加することはできない。現代の職種については24時間操業で交代制の勤務に就いている方もいる。毎日夜に遊べるわけでもないのだ。早朝から出勤するため早く就寝する人もいれば毎晩日付が変わる時刻でないと帰れない人もいる。残念ながらプレミアムよりはバリバリコース向きの人達だ。