ネットゲームの金字塔、世界中で何十万人のプレイヤーが存在するUltima Onlineウルティマオンライン。来年になると新たな拡張版:「Ultima Online:Lord Blackthorn's Revenge」が発売される。タイトルのLord Blackthorn's Revenge(以下:LBR)とはウルティマオンラインの世界であるブリアニアの歴史上で常に悪の権化である暴君ブラックソーンの存在。今までの単調な冒険や生活に飽きてきたプレイヤーに、その闇の軍団がせまってくる!

さらに今回の拡張版には強力な助っ人が登場しました。その人物はトッド・マクファーレン! アメリカのコミックス界のトップを走る彼が拡張版のために新キャラクターのデザインを担当することになった。果たしてUOの世界はどう変化するのか?

ここでトッド・マクファーレンと彼を一躍有名にしたキャラクター・スポーンが活躍するアメリカン・コミックスの世界を紹介したい。他のサイトでは、その辺に触れていないので。

みなさんは
アメリカン・コミックス(以下:AC)をご存じでしょうか? いわゆるアメリカで発行されている漫画です。一部の人気タイトルは日本でも翻訳されて気軽に読めるようになりました。ACを読んだことがない人でも映画化されて日本でも公開された『X-メン』や『スパイダーマン』(これも映画化され来年公開!)それに何といっても日本で知名度があるのは『スーパーマン』などは聞いたことがあると思います。ゲーセンでの対戦・格闘ゲームでも、このACの人気キャラは登場していますよね。

ACの世界は、これまで2大メジャーに支配されていました。それはスーパーマンやバットマンに代表されるDCコミックス。スパイダーマン、X-メンや超人ハルクなどのマーベルコミックス。この2大出版社による独占状態でした。
何でもいいです! この2大コミックスのキャラが使われる場合、商標表示を確認してください。全て出版社の名前だけ表示されていると思います。日本と違って原作者の名前は関係ないのです。これはACの世界特有の関係でコミックスのキャラには決まった作者が存在しないからです。

このシリーズにはAさんが原作で作画はBさん、次のシリーズではCさんが原作でDさんが作画を担当する・・・。このように多くのクリエイターが出版社の要請によって会社の商品を手がけていく訳です。こんな状態ですから、1つのキャラが、いろんな性格を持ったり作画担当者によっては画風が随分と違ってくるものです。ファンの間では、もちろん誰の描いたキャラが魅力があるのか意見も分かれるほどです。

ここで登場が今回のトッド・マクファーレンなんです。この
ACの世界、どんなにクリエイターが馬力を出して作品が売れてもトッドのようなスタッフ側には見返りがなかったのです。もちろん規定の給料というか契約料は払われるのだが。
当時トッドはスパイダーマンを担当。彼の描いたスパイディ(スパイダーマンの愛称)はファンに絶賛されていました。しかし現在の制作過程では限度がある! また商標が全て出版社の扱いになり、クリエイターとしての不満もつのる・・・。

ダークヒーローの登場

ついにトッドは何人かのクリエイターを連れて独自のコミックス会社『イメージコミックス』を立ち上げました。そこから生まれたのがあの『スポーン』。誰にも縛られない条件の元、トッドは今までにないACを誕生させたのである。
ダークヒーロー・スポーンは今までの
ACのヒーローと同じように悪と戦っているのではありません。魔界からの使者によって自分の運命を変えられた主人公が、苦悩しながら人間界と魔界の間をさまようストーリー。
その斬新な画風は、かなーり日本の漫画の影響を受けてます。それがアメリカのファンにも受け入れられました。トッドは単なるメジャーの世界から飛び出した異端者ではなく新世代の革命児になったのです。

トッドは今回の
UO:LBRで新たなキャラクターを30種類以上デザインするんですが彼のコミックス・スポーン自体が魔界の戦士であるデザイン。登場する他のキャラも毒々しい地獄のイメージが多い。UO:LBRのテーマである闇の世界、邪悪な軍団による大陸の危機。まさに彼のデザイン化されたキャラ(モンスターとかね・・)の檜舞台になるでしょう。楽しみですね。

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