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何故これほどの名作が再販されないのか?(2ページ目)

10年以上探し続けていたボードゲームをついに入手しました。パーティーゲームの大傑作『ピクショナリー』。誰が遊んでもに盛り上がること必至、掛値なしの名作です。

執筆者:双六屋 カゲゾウ


そのイラストが何かを当てろ!

ピクショナリー
マスの色ごとに出題のジャンルが決まっている。Dは「difficult」のD。「虚像」なんて、どんな絵を描けばいいのか・・・
そのチームに手番が回ってくると、一人代表として出題者となります(出題者は持ち回り)。

出題者一人のみが出題カードを見て、お題を記憶します。そしてこのお題を紙に描きます。他のチームメイトは、それが何かを当てます。制限時間は1分。

時間内であれば、絵を何度書き直してもかまいませんし、チームメイトも正解するまで何回答えてもかまいません。正解すれば、サイコロを振り、駒を進めることができます。

進んだ先でも問題が出されます。正解すれば何度でもサイコロを振るチャンスがあります。
1分以内に正解に辿り着けなかった場合は、次のチームに手番が移動します。

お絵かきが生む様々なドラマ・奇跡!

ピクショナリー
過去に実際に出された問題。答えは左が「天守閣」、右が「ロープウェイ」。あなたはわかりましたか?
お題は「ライター」や「物差し」など簡単なものから、「永久機関」や「ズルやすみ」など「おいおい、そんなのどうやって絵にするんだよ!」という難しいものまで入り混じっています。

さらに1分という制限時間は本当に短い。そしてイラストレーションによって様々なドラマが生まれます。


組み合わせ4パターン

出題者の描画能力を「(絵が)うまい人」」「(絵が)ヘタな人」」と2者に分け、解答者の絵からそれが何かを当てる能力を「センスあり」「センスなし」の2者に分けます。

そしてこの組み合わせでできる4パターンはどれも、非常に盛り上がるのです。

組み合わせ(1) 「うまい人」+「センスあり」

もちろんこれはゲームに勝利する最強パターンです。うまい人のわかりやすいイラストで、センスあるプレイヤーがバシバシと正解させます。

好プレイが次々と生まれ、他のプレイヤーを魅了することでしょう。

組み合わせ(2) 「うまい人」+「センスなし」

このパターンは、珍プレーで盛り上がります。他のチームから見ると、その絵が何を意味するかわかっているのに、解答者にセンスがなく、まったく正解にたどりつかない。

うまい人はもう絵を描きつくしてしまってこれ以上のヒントの出しようがなく困っている。この構図が傍目からみているととにかくおかしく、大きな笑いが生まれる瞬間です。


実は絵心がない人にこそ遊んでほしい→
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