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立体陣取り合戦 ブロックス3D!(2ページ目)

アブストラクトゲームの新定番として定着した感のあるブロックス。スタンダード版よりもよりストラテジックでパズルライクなブロックス3D。その3次元敵おもしろさを体感せよ!

執筆者:双六屋 カゲゾウ


立体物が姿を現すおもしろさ!

ブロックス3D
配置のシバリによって生まれる造形。4種類あり、画像はピラミッドのテンプレート
ブロックス3Dの優れた特性の一つは、ゲーム終盤になるにつれて、プレイヤーの前に構造物が姿を現すことでしょう。

その構造物はピラミッドであったり、階段状のそれであったりと、見た目も非常に楽しい。


さらに、このゲーム。勝敗の決着もユニークです。手元のブロックをできるだけなくすことは悪いことではありませんが、それだけではこのゲームには勝てません。

全員がもうブロックを配置できなくなったところでゲーム終了。そしてブロックでできた構造物を真上から見るのです!

このとき見えている自分のブロック1マスにつき1点の得点になります。また手元に残っているブロックは、1個に付きマイナス1点。この合計で勝敗を決するのです。

2Dと同じく優れたファミリーゲーム

ブロックス3D
得点は真上からみた面積がベースになる。ただ配置するだけではなく、得点が伸びるように知恵を絞らねばならない。
つまり、相手のブロックを邪魔しつつ、自分の得点を伸ばし、なおかつ手元のブロックをできるだけ使い切るようにプレイしなければなりません。

これがすこぶるおもしろい。パズル的なおもしろさと、ストラテジー的なおもしろさが、非常によく融合しているのです。

それでいながら、将棋やチェスのような重い思考は要求されません。

2Dのブロックスも3Dのブロックスも、敷居は低く、戦略性は深く、でも手軽。子供から大人まで誰が遊んでも愉しめる、絵に書いたような優秀なファミリーゲームです。

たったこれだけのコンポーネントの中に

ブロックス3D
ボードはロクロのように回転する。これで構造物をいろいろな角度から検討できる。
テトリスが世に出たとき(というか、双六屋は今も携帯電話で遊んでいますが)、誰もがそれに熱中しつつ、一方で「何でこんな簡単なゲームを自分で思いつかなかったのだろう!」と感じたはずです。

双六屋がブロックス3Dも、初めて遊んだときにそれに近い感覚がありました。使われているボードやブロックは、誰もが似たものを目にしたことがあるはずです。ルールもいたってシンプル。なのにおもしろい、愉しい!

こんな簡易なコンポーネントの中に、まだまだ無限のアイデアが秘められているんだと、改めてボードゲームの懐の深さを認識したゲームでした。

本日のブロックスな関連・参考サイト

RUMIS(ブロックス3Dの元になったゲーム)
オリラジが大好物のブロックスって何?
株式会社ビバリー
Blokus3d(プロモーションビデオ)
Yahoo!ゲーム 「ブロックス倶楽部」体験版
【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で人気のボードゲームを見るAmazon で人気のボードゲームを見る
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