1人の優秀なスパイは20万人の軍隊に匹敵する
IDカードを模したエージェントカード(これがまたカッコイイ!) マスタースパイの他にも「二重スパイ」や「暗殺者」などの諜報の舞台には必須のエージェントたちが用意されている。 |
実はラウンドの最初に、手元にある6枚のエージェントカードから、1人を選び、伏せて横においておきます。
このエージェントはいわば紛争地域に派遣された凄腕の諜報部員。その独自の能力で、闘争の趨勢に大きな影響をあたえます。
カードの引き合いが終了した後、いよいよ互いのエージェントの正体が明かされます。
例えば、潜ませたエージェントが「アナリスト」なら、次回のラウンドで、グループカードの山札上3枚を見て、自由に並べ替えを行う能力をもっています。
もっとも強力なのは、「マスタースパイ」でしょう。イデオロギーの争いで負けたときに、このエージェントを潜ませておいていたなら、逆に勝利ポイントを得られるという、文字通り戦局を一変させる強力なエージェントなのです。
勝ったものは白い歯をみせてはいけない
マーカーとなるチップも分厚く、重厚。小物一つまでゲームの世界観を反映してあり、シビレる! |
しかし、自分が送り込むエージェントと、相手が送り込んでくるであろうエージェントの能力を加味しつつ、イデオロギーの闘争の戦略を立案し始めると、これが見事に思考の迷宮に嵌まり込みます。
最善手と思われる選択肢はいくらでもあると感じられ、とにかく、ラウンドの頭のエージェント選びから、グループカードを駆使したラストまで、プレイヤーの頭脳はフル回転し続けるはずです。
コールドウォーは、どんなプレイヤーと対戦してもたのしいとはおもいますが、気心のしれた友人と遊ぶのがおそらくベスト。
というのも、互いの性格や、プレイの癖を知っているだけに、「裏の裏」、「そのまた裏の裏」を読みある虚々実々の駆け引きになりやすく、深遠なる諜報戦の真髄を味わえるはずです。
本日のコールドウォーな関連・参考サイト
ゲームストア・バネスト:『コールドウォー』FANTASY FLIGHT GAMES