北京で蝶が羽ばたけば、ニューヨークで嵐になる

ボードゲームをセットアップしたのち、最初に行わなければならない重要な儀式。そう、それは「スタートプレイヤーの決定」です。

スタートプレイヤーの第一手こそ、大河の一滴であり、生命誕生の受精卵であり、北京の蝶の一羽ばたき・・・・・・。

と、まあ、実際はそこまで大げさではありませんが、その後のゲーム展開に影響を与えるきっかけであることは間違いありません。


そして、日本で、スタートプレイヤーを決めるもっともポピュラーな方法といえば「ジャンケン」でしょう。実際、双六屋も以前は「ジャンケン」の採用率はほぼ100%でしたが、最近では他の方法を採用することも多くなりました。


もっとも●●な人は誰だ?

80日間世界一周
『80日間世界一周』では「ロンドン観光」が条件。日本人にとってはチト敷居が高い。そんなときは、適当にアレンジしましょう。
ドイツ系ボードゲームでは、「もっとも若いプレイヤーからスタート」と、ルールブックに、スタートプレイヤーの決定条件が明記されていることが少なくありません。


その他、変わった条件だと

「もっとも髪の長いプレイヤーからスタート」
(『ひつじパニック』)

「一番最近ロンドンに行ったプレイヤーからスタート]
(『80日間世界一周』)

などなどそのバリエーションも中々豊富。

もちろん、全てがそうというわけではなく「適当な方法でスタートプレイヤーを決めます」というものもあります。


それはゲームデザイナーの企みのうちなのでは?

双六屋が思うに「●●な人がスタートプレイヤー」というルールは、ひょっとしたら、ゲーム開始以前からコミュニケーションを始めさせるための、ゲームデザイナーたちの企みではないかとにらんでいます。

例えば、「年齢」という条件だけでも初対面同士であれば、「そんなに若いんですか?」「落ち着いてみえますね」など会話のきっかけになるからです。

ですので、双六屋がゲームに交じるときは、ルールになくても「●●な人がスタートプレイヤー」を常に採用。

レースゲームであれば「最近F1を観た人」、フィナンシャルゲームであれば「最近日経を読んだ人」などと、その場のノリと雰囲気でスタートプレイヤーの条件を決めています。ただしこの方法も万能ではありません。

ゴブリンに似ている人がいたときは困った→