メールマガジンで配信しましたが、ボードゲーム界のアカデミー賞、2008年ドイツ年間ゲーム大賞(以下、SDJ)のノミネートが発表されました。

本日はその大賞候補5作品の中から『ズライカ』というタイトルをご紹介しましょう。

オラの嫁っこさんは、王様の娘!

物語の背景はと申しますと、スルタン(王様)の娘のズライカさんが婿探し! プレイヤーは、花婿候補となり、できるだけ多くの絨毯とお金をズライカに捧げ、彼女の寵愛を得ようと奮闘することになります。

ズライカ

タイトル:ズライカ
原題:Suleika
メーカー:Zoch
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:30分位



実際のゲームのカテゴリーは、陣取りゲームです。ただし、世界最高峰のゲーム賞にノミネートされるゲームが、単なる陣取りゲームのはずがありません。

ゲームの鍵を握るのは、スルタンから派遣された、忠実なる召使い・オマールのおっさん。花婿選びの大役を任されている彼は、全プレイヤー共通の駒です。

オマールがあっちこっちとランダムウォーク

プレイヤーは、自分の手番がくると、ボードにあるオマールの向きを90℃まで変えることができます。ただし、プレイヤーが彼をコントロールできるのはここまで。あとはサイコロを振り、その出目にしたがってオマールは勝手気ままにボード上を歩き回ります。



オマールが止まると、プレイヤーは、彼がいるその前後左右4マスのいずれかにかかるように、自分の絨毯を1枚敷くことができます。この時、ライバルたちの絨毯を、自分の絨毯で覆い隠すこともできます。

ズライカ
中央の人形がオマールさん。絨毯のスーク(市場)を練り歩き、花婿候補を探す。
またオマールが止まった足元に、手番プレイヤー以外の絨毯が敷かれていた場合、手番プレイヤーは、スペースレンタル料として、その所有者にお金を払わなければなりません。

ライバルの絨毯は覆い隠し、自分の絨毯は拡張させ、スペースレンタル料をせしめる。この攻防を繰り返しながら、絨毯がなくなったら、ボードを上から見ましょう。占有する絨毯の面積と所持金のポイントを合計し、もっとも高いプレイヤーが勝者となります。

このゲームのキモは、ランダムウォークするオマールをどうにか制御し、効率よく絨毯を敷くことが勝負のアヤになってきます。そして・・・


絨毯に隠された秘密がゲームを盛り上げる→