2/2 世界遺産アルハンブル宮殿がご機嫌な理由 [カードゲーム・ボードゲーム] All About

本物のアルハンブラ宮殿を凌ぐ庭園を作れ！

宮殿、庭園、パビリオンといった様々な建物タイルを組み合わせて自分だけのアルハンブラを造れ！

ゲームのアルハンブラの目的ですが、プレイヤーは美しい建築物が描かれたタイルを繋ぎ合わせ、他のプレイヤーよりも、より高い価値のあるアルハンブラ宮殿を築いて得点を競います。

ヨーロッパの中のイスラムであるアルハンブラを象徴するように、プレイ中は４種類の通貨が流通しており、異国の中の宮殿という特異性が上手に反映されています。

ゲームは、宮殿の中でももっとも有名な場所の一つである「ライオンの中庭」のタイルからスタートします。このあたりの本物とゲームのリンク度なども注目の点です。

そう、それはまるで箱庭的たのしさ

このゲームのたのしさは、自分の手元で徐々に姿をなしていく、自分だけのアルハンブラ宮殿を愛でることです。

もちろん、他のプレイヤーよりも高い得点をめざして勝つことが本来の目的ではあります。

しかし、お金の算段をし、レイアウトを考え、タイルを繋ぎ合わせて少しずつ宮殿が形成されていく感覚は、箱庭や盆栽を丹精込めて作り上げることにも似て、そこはかとない快感があり、じっくり何度も遊びたくなる作品です。