カードゲーム・ボードゲーム/カード&ボードゲーム関連情報

百人一首の殿堂・京都は時雨殿に行ってきた(2ページ目)

日本の知的遊戯、小倉百人一首。歴史と雅に彩られた、この日本最高峰の文化を、多面的に堪能できる博物館が京都にあります。百人一首の殿堂・時雨殿への体験レポート。

執筆者:双六屋 カゲゾウ


そして数分後、ホール全体がかるた場に!

人間かるた
思わず魅入りそうになる、巨大で艶やかな札
しかし、本当の仕掛けはその後に待っていました。一定時間を置くと、画像はすべて百人一首の札に変わります。

時雨殿なびで指示された札を探し出しす、人間将棋ならぬ、人間百人一首が体感できます。

簡単に見つけられると思いきや、札が巨大なだけに、札全体を見渡すことできず意外に苦戦! あまりの結果の悪さに悔しくて、つい再挑戦してしまいました。


伝説の歌人・紫式部とバーチャル対決!

伝説の歌人と対決
こんなアトラクションもあるので、来館前には百人一首を予習しておこう。
次に目を惹かれた展示は、伝説の歌人たちとのかるた対決でした。

畳敷きのパーテーションにはいると、正面のモニターには、紫式部や清少納言など、伝説の歌人(もちろん映像は俳優が演じています)が映し出されています。

手元のモニターには百人一首の下の句の札が映し出されており、スピーカーから流れる上の句を聞いて目の前の伝説の歌人とかるた勝負という趣向です。


時雨殿の真の展示物は2階に鎮座している

タイトル
北海道で遊ばれているという、素朴で無骨な百人一首板かるた
デジタルライズされた1階の展示物に目を奪われがちですが、この博物館の本当のキモは2階にあります!

それは、歴史的にも、工芸的にも、大変貴重な百人一首の展示です。江戸、明治、大正、昭和の近代の百人一首がズラリ。


タイトル
文字通り、錦絵のように美しい「錦絵百人一首」
木製の「百人一首板かるた」や、浮世絵のように美麗な「錦絵百人一首かるた」や、歴史的仮名遣いを現代的に直した「新制かるた」やなどが展示されています。

時代によって、材料や図案が変遷していく様子がとても興味深いものとなっています。


最後の最後には、見覚えのある輝きが待っていた→
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます