カードゲーム・ボードゲーム/カード&ボードゲーム関連情報

水戸燃ゆる!第30回オセロ世界選手権大会(3ページ目)

オセロプレイヤー6億人の頂点を決める大会が茨城県の水戸にて開催された。そこには6度も世界を制し、7度目の王座を狙う鬼神こと為則選手の姿も。激戦繰り広げられる決勝会場に潜入した観戦記。

執筆者:双六屋 カゲゾウ


熾烈極まりない世界チャンピオン決定戦

ついにファイナルが開始。王者・女王決定戦は2卓並べて同時にスタート。決戦会場は静寂そのもの。わずかに聞こえるのはボードに石が接する音、チェスクロックのボタンを押す音、そしてプレスのカメラから発せられるシャッター音のみ。



ボード頭上には俯瞰カメラが設置され、冒頭に紹介した県民文化センターのホールに、リアルタイムの映像が届けられている。



“現”VS“元”の世界チャンピオン・がっぷり四つの戦い

無差別級のファイナルは2勝先取で決められる。第一試合は為則選手の勝利。


続く第二試合。終盤戦を有利に進める為則選手。誰もがこのまま為則選手の逃げ切りを確信した瞬間、末國選手が最後の一石で逆転! 関係者たちからは思わず感嘆のため息がもれる。この試合直後、為則選手が末國選手に向かって「いや、強いね、強いね」と呻いたのが印象的だった。



試合会場すぐ隣の関係者が控えるラウンジにもモニターが。



1対1のタイ。両者一歩も譲らず、運命の第三試合に突入。沈思黙考タイプで、石の返しも、チェスクロックのボタンも穏やかに行う「静」の為則選手に対し、ゲーム中は手振りを交えて石を数え、チェスクロックのボタン押すのにもアグレッシブな「動」の末國選手。


傍目からは両極のタイプに見えるこの二人。



しかし、ここに来て末國選手にピンチが訪れる。それは時間の壁。残すところ数手とはいえ、為則選手6分の持ち時間に対し、末國選手はわずか14秒! そして最後の瞬間が訪れた。


現世界チャンピオンと、無慈悲な“時間”との両面作戦を強いられる末国選手。果たして持ち時間は足りるのか!?



【オセロプレイヤー6億人の頂点に君臨するのは誰だ?】 
【最終予選を勝ち抜いた栄えあるファイナリストたち】
【熾烈極まりない世界チャンピオン決定戦】
【ついに誕生、世界王者と女王はこのプレイヤーだ】
【オセロ世界選手権、フィナーレへ】
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます